標高〜1,308m
標高差〜約800m
アンヌプリ山頂から、ご覧のようなオープンの、日射で雪が腐ることのない北向きの急な大斜面、おまけに風の影響も受けにくい凹状斜面を一気に400mもダウンヒル出来るこのコース、当然の事ながら上記の特徴を言い換えると、すべて雪崩のリスクが高いと言うことになります。またここの雪崩の死亡事故例もありますので、雪山装備や経験のないゲレンデスキーヤーやボーダーは、トレースがあるからと決して安易に降りないように。
条件としては
また花園コースが開設されてから、こっちに降りるコースもあるそうですが、こっちは滑ったことがないので、昔ながらの五色温泉〜見返り尾根コースを紹介します。
やがて下の方に、冬季閉鎖の道道が近くなった当たり、標高にして約900m付近位でしょうか、ここから左にトラバースを開始します。
但しここから五色温泉までの区間は、ご覧のような急な西壁の基部をトラバースする訳ですから、雪崩のリスクは北壁よりかえってこっちの方が高いです。積雪があるときはハンドテスト等をして、もしちょっとでも不安を感じたら、迷わず道道付近まで真っ直ぐ降り、シールを付けて道沿いに五色温泉まで向かって下さい。
ラッセルがなければ、西壁基部のトラバースは斜滑降&ストック推進程度、歩く程でもないです。やがて見えてくるニセコ山の家に近づきすぎないよう、時折白樺のブッシュをかき分けながら、標高780m地点の、アンヌプリとモイワ山のコルに直接出ると、登り返しがなく、楽です。
ここから見返り尾根を滑降します。この尾根の東側はオープン斜面、雪崩の危険地域ですから、近づかないように。この尾根は、地形図で見るほどやせてなく、ブッシュもさほど濃くないので、割とすっきり下れます。
下りきったところで、地図上にある夏道登山道下部に出て、ここを下るとアンヌプリスキー場着。あっという間の大滑降でした。
参考データ
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