別狩岳726m


標高〜726m
標高差〜約550m


 この山は、”北海道の山ML”一の論客兼ご意見番のadachiさんからご教授頂きましたm(_._)m。別狩岳はこの周辺には2山ありまして、今回紹介するのは726mの方です。尾根の取り付きの低標高から疎林の広い尾根の極楽斜面が伸びています。斜度もきつ過ぎず緩すぎず、途中にトラバースや登り返しもなしと、実にすっきり降りて来られます。

 ただこの山域は道内でも屈指の多雪地帯で、アプローチも結構あるので、深雪の時期は結構厳しいアルバイトになるかも知れませんが、雪の締まってきた3月以降であれば、疎林の尾根の快適なスキーツアーが楽しめるでしょう。

 四番川橋付近から入山となりますが、残念ながらここには駐車スペースがありません。ただ道道を数百m浜益寄りに進んだカーブミラーのある付近(無人の作業小屋あり)は、多少除雪幅が広めに確保されている事が多いので、ここに置ける可能性もあります。ただ駐車出来るかは状況に応じてご自分でご判断下さい。

 四番川橋からは沢沿いに約1時間のアプローチ。右岸沿いの開けた農地沿いに林道がありますのでしばらくそれを辿ります。この沢は水量があるので厳冬期でも下流の方はスノーブリッジがあまりありません。この林道は途中橋を越え、左岸沿いになります。

 沢が細くなって東尾根が迫ってきた付近で右岸に渡ります。このあたりまで来ると沢の水量も少なくなるので、春でもスノーブリッジがあるようで、3〜4月上旬位なら大丈夫そうですが、それ以降はちょっと不確実です。

 その際は先の林道アプローチの時、途中の橋を渡らずにずっと右岸を詰めると良いでしょう。

 東尾根にはそのまま取り付いても良いのですが、取り付き下部の尾根は多少細くて急なので、東尾根から一本北の、366の表示のある尾根の方が、尾根が広くてなだらかなので、殆ど遠回りにもならないので、登りも下りもお勧めです。

  東尾根の取り付き下部からはさっそく、この低標高とは思えないような疎林の尾根が伸びています。ここはadachi氏が”白鳥jrスロープ”と呼んでいる極楽斜面です。

 またこの尾根では植林された針葉樹はおろか、天然の針葉樹も殆ど見かけず、カンバなど広葉樹の疎林がずっと続いていたので、気分は”標高1,000mのニセコ”のような感じです。

 前峰から本峰へはやや痩せた尾根をたどり、また歩きばかりで下りもあまり期待出来ないので、滑降目的でしたら前峰から降りても良いでしょう。

 なにせ御覧のような、初中級者に最適な斜度の広い疎林ですから、雪質に恵まれれば気持ちよくターンを刻めること請け合いです。

 ただしアプローチ林道はほとんど勾配がなく、行きも帰りも同じ時間だけ歩く事になりますのであしからず。

参考データ


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