黒岳

標高〜1984m、標高差〜約500m(リフト終点より)

 7合目までリフトで行けるので、2,000m近い山頂まで2時間弱と,超お手軽な山スキーが楽しめますが、本道の2,000mといえば、本州の北アルプスに匹敵する気象条件にもなります。

 また斜面も急傾斜で、ある程度のスキー技術も要求されます。また厳冬期は、雪崩の可能性もありますし、条件によっては山頂直下からアイゼンが欲しいほどのクラストが発生することもあり、以前は”お勧めコース紹介”としていましたが、今回”ちょっとハードなコース紹介”へ分類を変えました。

 (まあ残雪期で天気さえ良ければ快適なんですが。)


 リフト終点から登り始めます。山頂までは、高標高の割には風の影響の受けにくい東向きの、斜度が30度近い標高差500mの見事なバーンが続いています。頂上に行くまでには幾つかのオープンバーンやフリコ状の沢形を滑っては適当に左にトラバースしながらの登りとなります。ここが下りの際は格好のゲレンデとなります。

 山頂直下はかなりの斜度で雪質も硬くなりますので、シールが利かずキックステップとなる場合もあります。山頂からは、石狩川対岸のニセイカウシュッペはもちろん、北鎮、白雲等、大雪を代表する山々の絶景が広がります。

 下りは、登りの際越えてきたフリコ状の沢形のオープンバーンを、程良いところで左にトラバースしながら下ってくると、黒岳スキー場に着きます。

 ただ山頂直下のフリコ沢(南側にマネキ岩なるものがある〜写真左)の周辺は、斜度がきつく雪崩がおきやすいので、あまりマネキ岩に寄りすぎないよう、早めに次の沢形にトラバースする方が無難でしょう。

 下山後は新築された、”黒岳の湯”(写真右)で一休みしましょう。露天風呂・サウナ・レストランがあり、広い休憩室も完備で入館料600円。 お勧めです。


前のページに戻る