来馬岳


標高〜1040m
標高差〜約300m(登り)、
      約500m(下り)

 一応1000m峰とは言っても一時間弱で登れる山です。スキーについてもさほど期待してはいなかったのですが、なかなかどうして。風や日射の受けにくい東斜面には20〜30度のダケカンバの疎林の斜面が広がっていて、オフピステコースを取ると登り以上のダウンヒルを楽しめて、ほとんど歩くことなくスキー場着。これならダウンヒル派も納得?。せっかくの斜面ですから2度3度登って楽しみましょう。


 スタート地点は国設サンライバスキー場。ここの第一・第二リフトを乗り継いでの山頂駅から、ツアーはスタートします。この尾根を登るとすぐに、やせた緩い尾根になりますが、その後山頂への急登となります。
 上部は特に急で雪庇も張り出していますので、雪が安定していれば、山頂の200mほど南側を目指してトラバース気味に登ると(降雪後は雪崩に注意)、あっけなく山頂に到着します。
 山頂の雪庇の切れ間をジャンプすると、30度近いダケカンバの疎林の斜面。風や日射の受けにくい東斜面なので、厳冬期はディープパウダーを堪能出来る事でしょう。
 極楽斜面もあっという間。またやせ尾根に戻りますが、雪が安定していればやせ尾根から南東に広がる斜面の、疎林のスロープを選んで、沢の源頭に向かってオフピステツアーも楽しむことが出来ます(降雪後は雪崩に注意)。
 標高600m付近で、放射状に周囲から小沢が集まって、沢状地形が顕著になりますので、この直前から左側にトラバースしながら(歩く程ではない)斜滑降していくと、スキー場の第二リフト乗り場上部付近へ、ブッシュを漕ぐことなく無事到着(標高600m付近より下からトラバースを開始すると、ブッシュに捕まる可能性大)。後はスキー場を降りるなり、リフトに乗り込んで再度山頂へアタックしてダウンヒルを楽しみにするなりして下さい。 

 山頂から沢源頭部へも、開拓次第では幾つかルートも取れると思いますが、雪崩のリスクは尾根コースより高くなりますので、ご自分の判断で。また選べば天然のハーフパイプやらシュートのコースも取れて、山ボーダーにも魅力大のコースですが、サンライバスキー場の第二リフトは、残念ながらボード客禁止でした。

参考データ


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