標高〜629m,
標高差〜約530m
小樽にある小さな山です。でもこんな低い山なのに、ツアーコース尾根はわずか標高300m程度から山頂まで、よだれの出そうな疎林が広がっていまして、おまけにその斜面は、風や日射の影響を受けにくい北東斜面。標高が低いのにこれほどスキーツアー向きの山は、私は他に知りません。
ツアー尾根に取り付くにはまず、塩谷駅から踏切を跨いですぐの二股を左に曲がります(右に行くと夏道コース)。そこから1km弱進んで送電線をくぐった所で除雪終点。
以前この場所が駐車スペースとお伝えしましたが、地元町内会による”駐車ご遠慮下さい”との立て看板が掛かっていましたので、少々歩きますけど塩谷駅前駐車場を利用する方が無難です。
そこから林道を辿り、最初の二股を右折して小沢の左岸を直登します。やがて、小沢の左岸を直登していた林道が右に大きく方向を変えますので、そこで林道から離れ、小沢沿いにルートを取ります。
そしてツアー尾根の標高320m付近を目指し、小沢を乗り越します。
ツアー尾根に取り付いてからは標高差100mほど急登が続きますが、札幌近郊ではとても珍しい、ブッシュの少ない良い斜面です。
ご覧のように、これだけ低い標高から、ツアー尾根にはこのような疎林の良いスロープが広がっています。
これだけの素敵なスロープが広がっていると、登りも全く苦になりません。おまけに北東斜面なので風の影響(クラスト)も受けておらず、ふかふかのパウダーです。
山頂直下で右に回り込んで山頂着。
目前には日本海が雄大に広がり、天気が良ければ暑寒別・積丹岳が望め、背後には後志山の山頂も顔を覗かせています。
風や日射の影響を受けにくい、北東斜面のこの下りがいかに快適かは、左右の写真を見ていただければ一目瞭然!。余計な解説の必要などありません。
ツアー尾根を離れてからも、林道を快適に直滑降。全く藪こぎせずに降りられました。
夏道コースは、登山口から400m台地までの急坂が、ブッシュの密林のため、あまり快適とはいえませんが、台地に上ってからは林のない白く広い尾根を上ります。
ただ少しクラストしていますので、極楽山スキーならやはりツアー尾根コースでしょう。
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