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今度もまたモービルネタ第２弾。しかしちょっと前回、一方的に言い過ぎたきらいが無きにしもあらず。モービラーにもぴんからきりまでいますので、ちょっとちゃんと乗っている方の代弁も少々。でも私は決して裏切り山屋ではありませんよ！。 国立公園内の乗り入れ禁止区域でのモービル走行、これは絶対認められませんし、譲れません。
私は山で会うモービル大嫌いです。うるさい・臭い・マナー悪い（せめて人とすれ違う時位は徐行すれや！）の三拍子。おまけにせっかくのスロープずたずたにされるし。特にターンしていて板がトラックと平行に重なったとたん、板が引っかかって内側に転んでしまい、憎らしいったらありゃしない！。また単なる私の好き嫌いだけの問題だけではなくて、前号にも書いたとおり、植生への影響が懸念されるのは国立公園だけじゃありません。 山屋の間では、”モービル許すマジ！”、”モービルは山に来るな！”、”林道でモービルに会っても、絶対道は譲らん！”と、過激な意見が飛び交っています。ただ一方的に相手の存在を否定して、林道からも彼らを閉め出すのはちと大人げないような？。 既に社会的・産業的に認知を受けたモービル、もはやレジャーユースだけではなく、スキーパトロールや雪山の調査などや、はたまた山間地では生活の欠かせない足として活躍しています。 また山屋にとっても、もし冬山で遭難者が発生すると、捜索協力の依頼が地元のモービル愛好者団体に要請されて、手弁当で山屋の捜索に携わって貰っているなど、山屋だって相手の存在を全くは無視できない存在。それとこれとでは次元が違うかも知れませんが、でも、林道を走っていると山屋に白い目で見られ、ひとたび遭難となれば、都合の良いときだけ駆り出される彼らの立場は？。 こちらが黙々と林道をラッセルしている後ろから、けたたましい爆音と共に現れ、猛烈にオイル臭い排ガスと雪煙を巻き上げながら集団で去っていく。確かに気持ち良いものではありません。”たとえ林道だって、排ガスや爆音が動植物に影響を及ぼすじゃないか！”と言う山屋の意見もありますが、振り返って夏の我が身を見直してみては？。林道を、バードウオッチャーや山菜取りやマウンテンバイカーに排ガスや砂埃を浴びせながら、登山口ぎりぎりまで車を乗り付ける我が身がそこに見えるではありませんか？。
モービルのあの騒音と排ガスの臭さは、あれが皆２サイクルエンジンだからで、将来的にもし４サイクル化が出来ればかなり改善します。今段階的にバイクに適応されている排ガス規制により、来年４月以降２サイクルバイクの登録は不可能となります。しかし登録の必要のないモービルには適応されていませんが、空気を汚す事については同罪。バイクだけの適応は不公平だ！。でも将来的には規制の対象にいずれなるでしょうね。 元々車両の通行を前提として作られている林道や作業道では、確かに山屋は今まで静かな山を独占して楽しんできたので、新参者に既得権を主張するかも知れませんが、後発のモービルがそこを走る権利を主張したっておかしくはありません。そこは山屋も一歩譲ってやるべきです。（但しモービラーさん、マナーよろしくね！） 但し本来車両の通行を前提としていない、自然の山の尾根等については、モービルには遠慮して欲しいと思っています。走行によって壊滅的な被害を受けるのは、国立公園内だけではありません。 自然の山でのモービルの乗り入れについての議論は、順番から言えばまず現在施行されている乗り入れ規制の順守が徹底されてから。それが解決されてからにはなるでしょう。そしてこれもマナーだけでは限界があって、また新たな条例等の法制化も必要とされると思います。 でもこれだけ社会に認知されているモービル、山屋も一方的に排除したり、相手の存在を完全否定は出来ません。両者がお互いの存在を尊重し、お互いがお互いの立場になって考える。そんな大人のつき合いをしたいものですが、今のモービラーにそれを求めるのは無理かな？。 モービラーと山屋との共存共栄を計る上でのお互いの境界線。それは、車両の通行が前提として整備されている場所か否か？、そのあたりにあると、私は思います。 PS〜
でも私のバイクトレーラーじゃ積載量オーバー！。それじゃあ運搬手段がないか？。やっぱだめだね！。
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