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以前のコラムで”大人なんだから、”分別・恥・バランス感覚”を持ち合わせて主張せよ！”と書いた。そんな偉そうな事書く位だから、よほどお前は物静かで温厚で中庸な、”大人しい？”人間なのかって？。 いえいえ、とんでもございません！。一度カチンと来た日には、場所や立場を省みず、言いたい事ははっちりキッチリ言わせて貰います！。先日も、100〜200人集った会議のなかで一人、ちょっと熱くなり過ぎたかな？。でもこれははっきり言って”大人げない！”（そんなお前に言われたくないってか！）。 確かに”自分勝手なわがままをなんでもかんでも主張する”人間は、傍から見て”大人”とはとても見えない。反抗期の子供と全く同レベルである。ここでいう”大人”とは、自分の言動を、”仮に傍から自分を今見たら他人にどう映るだろうか？”と冷静・客観的に判断出来る、、”分別・恥・バランス感覚”を持ち合わせた人の事。その場の雰囲気とか、自分の置かれている立場とか、e.t.c.e.t.c.（実は私、熱くなると自分を客観視出来なくなるのよねー、ワッハッハ！）。
しかし、自分が自信や信念を持っている事を否定された時まで、その場の雰囲気を気まずくする事や、自分の立場が後で悪くなる事を恐れて、”それは違うんじゃないですか！”との主張を引っ込める事が、果たして”大人”なのか？。世間ではそういう人の事を”おとなしい”と言う。でも信念を主張しない人は、ただ単に”音無しい”人であって、決して”大人しい”人ではない！。 例えば花の満開の高山のお花畑に、道を外れて写真撮りに没頭している人がいたとする。注意する事でその場が気まずくなる事を恐れて、見て見ぬ振りをするのは、はっきり言って”大人”じゃない！。こういう”雰囲気の読み方”って、先ほど挙げた”分別・恥・バランス感覚”とはちと違う。かといって”てめー、どこ立っとんじゃい！”と喧嘩売るのは今度は”大人げない”。 でも相手に”いやー、夢中になっていて気がつきませんでした！”と言い訳出来るよう、あらかじめ”逃げ道”を用意しておいて、”もしもし、このロープから先は立ち入り禁止なんですけど、ちょっと目立たなかったですかね？”と、やんわり下手に出ると、相手も引き下がり易い。相手の逃げ道をふさいで追い詰めるのが喧嘩、逃げ道を用意して（落とし所とも言う）そこから速やかに退場して頂くのが、”うまい交渉術”とでも言うのでしょうか。 さて今度は最近特に深刻なスノーモービル問題。確信犯のあの連中は、乗り入れ禁止の国立公園内を、分かっていながら平気で蹂躙しに来ます。また連中は”モービル”という機動力に溢れた”武器”も持っていて、大抵大勢で来る。一方こちらは単独や小人数の丸腰、ちょっと太刀打ち出来ない。 ただここで”音無しい”を決め込んで見て見ぬ振りをするのは、彼らに塩を贈るようなもので、”大人”しくない。かといってもこういった確信犯には、先に挙げた”うまい交渉術”と言うのも全く通用しない（幾度も経験済）。まして喧嘩を売ればまず負ける。 こう言う時は、行政をうまく使いましょう。トップページに挙げたホットラインです。さすがに電話即検挙にはつながらなくても、そう言った数々の情報の積み重ねが警察を動かし、行政を動かし、ようやく今年の春、初の書類送検者を生み出しました。 このホットライン発足や検挙のきっかけとなったのもやはり”音無し”くない、信念を貫いた一人の”大人”の行動力からでした。 これまた以前書いた事に、”本当に重要な”情報・サービス・安全”は、金魚が口を開けて待っているが如くに得られるものじゃない”とあったけど、”権利”もまたしかり。本来これは勝ち取るものであって、お上が与えてくれるのを待つものじゃあない。
”私はこんなに困っているのだから、きっと何処かの誰かが私の代弁をしてくれるはず”なんて待っていたって、テレビの子供向けヒーロードラマじゃあるまいし、所詮”声なき声は聞こえない！”のだから、そんな誰かを待っていたって時間の無駄。”天は自ら助くる者を助く”じゃないけど、自分からアクションを起こさなければネ。 くどいけど、”音無しい”ってのは”何もしないのを決め込む”って事。でもその反対勢力は逆に、もっと大きな声を張り上げて血気盛んになるから、事態は変わらないどころか、どんどん悪くなる！。こういう事を”座して死を待つ”というけど、僕はまだ死にたくないもん！。だから時として”大人げなく”もなるわいな！（自己弁護も忘れない？）。チャンチャン！。 （私の毒舌はまだ続く）
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