山用にゲレンデブーツ買いました!

 腕をカバーするため靴だけはお金をかけて、10年以上前に兼用靴が出始めた時に、大枚はたいてほとんど定価で買ったコフラック兼用靴。でも今となっては前時代のこのモデル、足の甲の押さえがいまいち、前傾角度も緩いので、どうにもこうにも板に乗りづらい。おまけに足形が合わないために、履く度に必ず靴擦れ。でもまた兼用靴を買うのはちときつい、と言う訳で、我慢しながら長年使っていました。


 で、何の気なしにゲレンデスキーの量販店で、格安で売っていたこの靴を見つけ、履いてみたら私の足にピッタリフィット、おまけにWALK機能も付いていると言う訳で、山スキー用にと衝動買いしてしまいました。

商品名〜 ノルディカNEXT67(初中級者用) 

 特にこのモデルをお勧めと言う訳ではなくて、一般的に市販されているゲレンデブーツでも、自分の足によくフィットしていて、なおかつWALK機能も付いていれば、どれでも同じように使えると思いますが、取りあえずこの靴の特徴紹介を。


WALK機能が付いている

     足へのフィット感と共に、衝動買いの理由となったのが、最近の初中級者モデルに一部採用されているこの機能。靴の後ろにあるレバーをWALKモードにすると足首が前後に動き、ここまで後傾になります。

     で、WALKモードを解除すれば、普通のゲレンデブーツ同様に、足首が固定されます。これでは高価な兼用靴と機能は同じではありませんか!(価格は数分の一なのに)。

     ただ私のこのモデルは初中級者用でしたので、前傾角度がちょっと甘め。そこで、取り外し可能なリヤカフにちょっと手を入れて、厚めにしたところ、前傾角度もこのようにちょうどとなりました。

     欲を言えば、もうちょっとシェルが硬い方が好みなんだけど....。



 ただ山用の兼用靴はやはり高いなりの理由がありまして、ゲレンデブーツを山で使う場合には、以下のような点に留意する必要があります。

保温性が劣る

     兼用靴ならインナーの保温材は、冬山用の二重靴と同じフェルト等。しかしゲレンデブーツはスポンジやウレタンです。厳冬期に高い標高で使う場合や、泊まりの山行では注意が必要でしょう。なお私のサイズは、厚手のウールソックスを履いてちょうどのを選んでいます。

ソールが滑る

     兼用靴ならビブラムソールですが、これはただのプラスティック。クラストした急斜面では怖くて歩けません。クラストの急斜面でもスキーアイゼンを利かせれば結構登れますが、降りる準備のためにスキーを脱ぐ場面となれば、滑落の危険が伴います。

     折り返し地点の選定は安全な箇所を選び、無理は禁物です。

結構重い!

     最近の兼用靴、ずいぶん軽くなりましたね。それに引き替え、あまり軽量化の事を考えていないスキー靴、結構重たいです。まあ安いからしょうがないか?。

 私もこのブーツは、滑りを楽しむための日帰りのライトツアー用として割り切っていて、従来のブーツとコースに応じて使い分けています。でも滑りは、圧倒的にこっちの方が面白い!。
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