私はマラソンが嫌いだー

 よくクロカンのレースで会った人との話しの中でよく、
    ○○マラソンに出られた事ありますか?とか、
    フルマラソンはどれ位のタイムですか?とか、
    マラソンと比べてクロカンはどうですか?とか、
マラソンに関する話題が持ちかけられることがあります。なるほどクロカンレースの参加者名簿を見ると、所属のマラソンクラブやトライアスロンクラブのチーム名がずらりと並んでいますものね。

 でも、話の腰を折るようで申し訳ないんですが、その際は”私マラソンは嫌いなんですよ。”と答えています。実は私はマラソンが大の苦手なのです。クロカンを始めたのも、当時住んでいた網走管内で、”湧別原野100kmクロカン”が開かれていて、単に山スキーの乗りで(同じヒールフリーだから)参加したのがきっかけですから、もともとアスリート系に興味があった訳ではありません。

 特に悪意があってこんな事書いているわけではありませんので、ランナーの皆さん誤解しないで下さいませ。苦手なのには私なりの理由があるわけでして。


1.腰・膝・足首に故障持ちのため
     私はこの年で、腰・膝・足首に慢性の故障を持っていまして、ランニングのような、地面との衝撃が激しいスポーツには耐えられない体になってしまいました(;_;)。しかしクロカンなら雪上で、しかも上下動のあまりないスポーツなので、関節への負担が少ないです。クロカンを8年続けていますが適度な運動が幸を奏してか、クロカンでは今の所故障知らずです。
2.極端に暑がりなため
     私は極端に暑がりなため、夏場のランニングのように汗だくになることには、とても耐えられません。想像しただけでゲソッとする位ですから。(同じ理由で夏山もサウナ(?)も嫌いです)

     その点クロカンでしたらたとえ汗をかいても、首もとを開くなり服装で体温調節すれば、あっという間に蒸発して、いつも最適な温度を保つことが出来ますもんね。

3.体力がない
     私の弟は、フルマラソンなら3時間を切る、私から見ればとんでもない位の心肺機能の持ち主です(そのくせタバコを吸い、”スモーカーの最速を目指す”と、訳の分からない事を言う大馬鹿者です。)。その彼も私と同じ時期にクロカンを始めたものの、どうしてどうして。一緒に走るとこちらが全く練習にならない位遅いのです。

     私はスキーにはそこそこ自信があるので、あまり無駄な動きはしないのですが、ウインタースポーツが苦手な弟は、あきらかに体力が空回りしている感じ。(運動エネルギーがドッタンバッタンと、音エネルギーとしてロスしているのが明明白白!。)

     クロカンも勿論トップ選手になるためには、最後は体力ですが、体力がなくても経験を積めば、そこそこのタイムで走ってそれなりに気持ちよく楽しむことが出来ます。

4.上体がちょっと重たくて....
     私の上半身には、お肉が(全部が全部贅肉と言うわけではありませんが、でも大部分は....?)、ちょっと余計に付いておりまして、それらは走るのには全く無駄なばかりではなく、腰・膝・足首の関節に多大な負担をかけてしまいます。

     その点クロカンなら上下動があまりないので、直接関節の負担にはあまりならないし、全身運動なので、上体の筋肉も有効に使えます。またうまく体重移動に使えば、贅肉だって推進力に少しは繋がる?(本当かなあ?)。

 上の幾つかのマラソンが嫌いな理由は、逆説的に私がクロカンが好きな理由でありまして、本当はこれを伝えたかった訳でした。
(マラソンを中傷している訳では決してありませんので、ランナーの皆さん、お許しくださいませm(_._)m。あっ、石ぶつけないで!。)
 私の場合、冬の1〜2ケ月で付け焼き刃しても、心肺機能を向上させる事など実際不可能なので、よく全く練習なしでぶっつけ本番でレースに参加して、途中で足が攣るなどして後悔すること、今まで数限りなし(学習と言う言葉を知らないのかなあ)。近年は、とりあえず筋肉が根を上げない程度に体を慣らす程度は練習する事を心懸けています。(いつまで続くか?)

 たとえばバイクで言えば、心肺機能の向上はボアアップ(排気量アップ)だけど、それが無理なら、せめてエンジンの回転数がなめらかに上がるように、時折軽い負荷をかけてスロットルを開け、エンジンに高回転の当たりを付けてやるようなものです。(よけい分かりにくくなったかな?)

 はなから”アスリート系のタイムレースなんか性に合わない”とお考えの方も(私もそうでした)、試しに一度レースに出てみたらいかがですか。良い目標になりますよ。

 但し一番最初に参加する大会が、とてもメジャーな大レースだと、スタート時のラッシュにもみくちゃにされて、うんざりする危険性もあるかもしれません。その点各地で開かれているローカルな大会は、マイペースで楽しめて、レースのエントリーとしては最適かと思いますし、私も好きです。


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