ふたご1  「もしも、夏風邪が、ひけたなら。」

ふたご2  「どうする気だ。」

ふたご1  「小泉総理の息子さんが芸能界入りしまして。」

ふたご2  「映画の試写会に出席してましたね。」

ふたご1  「これからもどんどん試写会に出席して、「小泉親子」として活動するそうです。」

ふたご2  「叶姉妹かよ。」

ふたご1  「現在芸能界では岩倉具視の子孫にあたる加山雄三・山下徹夫親子に匹敵する存在になれるでしょう。」

ふたご2  「何の匹敵だ。」

ふたご1  「ラジオタレントの細川護煕元首相にも。」

ふたご2  「ラジオ。」

ふたご1  「「僕は元高校球児」と寸借詐欺をした男が逮捕されたそうです。」

ふたご2  「なんすかそれ。」

ふたご1  「東大の構内で「金を落としたので貸して欲しい」と言って寸借詐欺をしたんですが、そのときに「僕は沖縄水産高校出身で甲子園にも出た」と言って信用させたそうです。」

ふたご2  「元高校球児というのはそんなに信用につながるものなんですかね。」

ふたご1  「だったら元高校詐欺部員のボクも信用されるかしら。」

ふたご2  「自分で詐欺部員言うてる奴が信用できるか!」

ふたご1  「そんなことはないですよ。実は詐欺をしていないのに詐欺部員と名乗って、さも詐欺をしているかとみられる詐欺をしていた詐欺部だったかもしれませんよ。」

ふたご2  「わけがわからん。」

ふたご1  「富士山の7合目に公衆トイレがあるのですが、その維持費を捻出するために募金箱を置いているのですが、それが何者かによって盗まれてしまったそうです。」

ふたご2  「なんかわざわざ富士山まで登るくらいならその分バイトでもしとけばいいんじゃないですかね。」

ふたご1  「受領は倒れても土をつかめという言葉がありまして。」

ふたご2  「なんですかそれ。」

ふたご1  「受領というのは平安時代中期の国司などの地方役人のことをいいまして。」

ふたご2  「ふむ。」

ふたご1  「とにかくその当時の受領というのは荒稼ぎをしていたそうで、一回赴任すると一財産築けたそうです。」

ふたご2  「悪代官みたいなもんやね。」

ふたご1  「さて、ある受領がある日、国に帰ろうと谷にかかった橋を渡っていました。すると橋の上で馬が暴れだして、受領は谷底にまっさかさま。

「大丈夫でっかー。」

「いたたた。骨が折れたかもしれまへんけど、なんとか生きてますわー。」

「ほな、かごに綱をつけて落ろしますさかいに、そのかごに乗ってあがってきておくんなはれー。」

「あいよー。」」

ふたご2  「なんで上方落語口調なんですか。」

ふたご1  「そこでかごを下ろしました。

「上げてもよろしおまっか―。」

「おう、上げとくんなはれー。」するする、するする。

「えらい軽いでんなあ受領はん。見た目にはもっと重い思てましたけど。」

「さよかー。」するする、するする。

さ、あがってきましたかごを見てみますと、なんと中にきのこが一杯!

「わあっ!ず、受領はんが、きのこにならはったあ!!」

「なにを言うてんねん、わしはここやここや!」

谷底から受領の声がします。

「なんでっか!のってはらへんのですか!ほならしゃあない、もっぺんおろしまっせ!」するする、するする

さ、あがってきましたかごを見てみますと、なんときのこがいっぱい!

「わあ!受領はんがきのこにならはったあ!!」

「何を言うてんねん。わしはここやここや!」

てなことがひとしきりありまして。」

ふたご2  「結局どないやねん。」

ふたご1   「つまりですね、その当時の受領は、そんな大ピンチの時にも利益になることは決して逃がしまへんで!という心意気を持っていたということですわ。」

ふたご2  「はあなるほど。」

ふたご1  「で、富士山のトイレの話に戻りますが。」

ふたご2  「あ、その話やったっけ。」

ふたご1  「富士山登山といえば大変なわけですよ。3776メートルも登って、火山性の岩肌を登って、なだれと戦い、食人月見草から逃れ、キンカン素人民謡名人戦を勝ち抜かなければならないのですよ。」

ふたご2  「ああ、フジテレビのね。」

ふたご1  「そんなまさに生き地獄を生き抜いてきた人は、その中で知るわけですよ。

「強くなくては生きていけない。」と。」

ふたご2  「ほう。」

ふたご1  「そんなわけで弱肉強食ですわ。トイレの募金箱なんかいわば子ウサギみたいなもんですわ。かっこうの餌食ですわ。」

ふたご2  「大自然はきびしいねえ。」

ふたご1  「ですから募金箱も地獄の富士山で生き抜くためにはもっと進化をしなければならないのです。」

ふたご2  「募金箱が進化。」

ふたご1  「まず募金箱から金を盗もうという不逞の輩から身を守るために迎撃ミサイルやバリヤーを装備。」

ふたご2  「いかめしいなあ。」

ふたご1  「さらに登山客のフトコロに確実に食らいつく、財布奪取装置!」

ふたご2  「攻撃をするな!」

ふたご1  「さらに道に落ちた小銭を見逃さないために対小銭用金属レーダーをオプションで装備!」

ふたご2  「わあ地味な進化。」

 

8月10日、イギリス人の男性の履歴書の三分の一は、嘘のかたまりです。(CNN)


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