ふたご2 「暑苦しいテンションだなあ。」
ふたご1 「いやニュースは靖国神社のことでいっぱいですね。」
ふたご2 「まあいろいろとややこしい問題ですからね。」
ふたご1 「おかげでさまざまなニュースを見たのでいくらかは説明できるわけです。」
ふたご2 「ほう。」
ふたご1 「小泉首相が石原東京都知事の着ぐるみを着て甲子園球場に参拝したこの問題ですが。」
ふたご2 「いろんなニュース見すぎて完全に混乱しとるな。靖国神社はどこいったんや。」
ふたご1 「しかし地元関西側は、これに猛抗議。何しろ憎むべき巨人軍の本拠地の知事なのです。甲子園側も冷たい対応でした。カチワリもくれません。」
ふたご2 「冷たい対応なのにねえ。」
ふたご1 「仕方なく小泉首相は石原都知事の着ぐるみを着て東京に歩いて帰りました。この猛暑の中を着ぐるみで行くのです。これぞまさしく死のロード。」
ふたご2 「阪神タイガースと同じなわけだね。」
ふたご1 「のどが渇いた小泉首相は水をほしがりました。しかし、水を与えることはできないのです。すると小泉首相はボールを鼻で持ち上げて芸をしはじめました。「やめてくれ小泉首相!そんなことをしても水は、水はあげられないんだ!」」
ふたご2 「かわいそうなぞうか!」
ふたご1 「戦争反対!」
ふたご2 「真実味が無いわ!」
ふたご1 「まあとにかくみんな仲良くしてもらいたいものです。」
ふたご2 「ほんまにね。」
ふたご1 「チンギス・ハーンの墓と見られるものが発見されたそうです。」
ふたご2 「あんな強大な勢力のモンゴル帝国を築いた人なのに、墓の場所がわからなかったんですか?」
ふたご1 「モンゴル族をはじめとする遊牧民の王は墓を隠すという伝統があったのです。」
ふたご2 「ふうん。」
ふたご1 「中国の草木子という書物によりますと、モンゴル人は地面深く穴を掘ってそこに棺桶をおさめ、土で埋めたその上に数百頭の馬を走らせます。こうしてまわりと区別がつかなくしてしまいます。しかし、一周忌くらいは墓の上でやりたいものです。そこで子ラクダを殺します。」
ふたご2 「なんで子ラクダを。」
ふたご1 「すると親ラクダは悲しみます。さて一年たつともう墓がどこにあったかわからなくなります。そこで親ラクダをつれてくると子ラクダが死んだ地点で悲しそうに鳴くのです。つまりそこが墓の場所、というわけです。」
ふたご2 「手のこんだ隠し方やなあ。」
ふたご1 「チンギス・ハーンの伝説によると墓を作った人たちを皆殺しにして、さらにその人たちを殺した兵士達も皆殺しにして秘密を守ろうとしたそうです。」
ふたご2 「血なまぐさいなあ。」
ふたご1 「しかし実際には墓はそれほど秘密ではなく、千人のウリャンハイ族が一世紀間守っていたそうで、今回発見された遺跡も現地の人たちも「チンギスの城」とか呼んでいるそうなので、大体見当はついていたらしいです。」
ふたご2 「どないやねん。」
ふたご1 「が。」
ふたご2 「が?」
ふたご1 「一代であの強大なモンゴル帝国を築きあげたチンギス・ハーンがそんな中途半端な隠し方をすると思いますか?今回見つかったのはダミーにすぎません!本物はもっと完璧に隠したに相違ないのです。」
ふたご2 「相違ないのかよ。」
ふたご1 「まずモンゴル帝国の支配者といえばモンゴルに墓があると思いがちですが、そんな誰でも考えつくところに埋めたのではすぐ見つかってしまいます。」
ふたご2 「モンゴルいうだけでは見つけられんやろ。広いし。」
ふたご1 「そして次に考えられるのが攻略した土地です。しかし、そんなことも誰か考えるかもしれません。チンギス・ハーンの死の当時はたかだか北部中国の一部、中央アジア、ロシア、イランを占領したにすぎないのです。こんなことではすぐ見つかってしまいます。」
ふたご2 「いや、めちゃめちゃ広いがな。」
ふたご1 「さて、チンギス・ハーンの時代、モンゴルは西へ西へ攻めていきました。だから彼は西の方角に何かを求めていたのだ、と考えがちなのです。しかしチンギス・ハーンは誰もがそう考えるのを計算していたのです。そう、彼の本当の墓は東!」
ふたご2 「モンゴルの東というと朝鮮半島と…」
ふたご1 「日本!」
ふたご2 「日本?」
ふたご1 「チンギス・ハーンは死んだと見せかけて東に進んで日本に渡り、源義経となったのだ!」
ふたご2 「なるか!」
ふたご1 「そしてさらに平泉で死んだと見せかけて東に進んでアメリカに渡り、コロンブスとなったのだ!」
ふたご2 「時代も人種も何もかも違う!」
ふたご1 「さらに東に進んでモンゴルに渡り、チンギス・ハーンとなったのだ!」
ふたご2 「正しい歴史認識をしろっ!」
8月17日、笑い事にしてはいけない。