ふたご1  「逮捕しちゃうゾ!」

ふたご2  「そんなこんなで8月も終わりですわ。」

ふたご1  「7月に新しく検事総長に就任した原田明夫検事総長が日本記者クラブで講演したそうです。」

ふたご2  「はい。」

ふたご1  「「事件が終わった時に「一件落着」といえるようなスカッとした事件をやりたい」と、述べはったそうですわ。」

ふたご2  「まあ実際の事件はそう単純なものではないでしょうしねえ。」

ふたご1  「ではどんな事件がスカッとした事件なのか、考えてみましょう。」

ふたご2  「はあ。」

ふたご1  「まず、犯罪自体が悪い事件であるというのが必要です。悪い事件であればあるほど、解決した時にスカッとします。」

ふたご2  「そうかね。」

ふたご1  「悪い政治家と悪い金持ちが悪いヤクザと組んであくどいぼろもうけを!」

ふたご2  「うむ悪そうだねえ。」

ふたご1  「それをたまたま目にした悪い飾り職人が殺された!」

ふたご2  「目撃者も悪いんかい。」

ふたご1  「その娘の悪い娘が悪い警察官に相談しようとしていたところに悪いヤクザの襲撃!」

ふたご2  「悪だらけかい。」

ふたご1  「そこへさっそうと現れる正義の検事総長!」

ふたご2  「やっと正義が出てきた。」

ふたご1  「次から次へと悪い奴等を捕まえて判決を下していく正義の検事総長!」

ふたご2  「痛快やねえ。検事総長には逮捕権も裁判権もないけどね。」

ふたご1  「そこで現れる悪の検事総長!正義の検事総長を裁判していく!」

ふたご2  「悪もおるんかい!」

ふたご1  「一件落着!」

ふたご2  「落着ちゃうわ!」

ふたご1  「スカッ!」

ふたご2  「するかっ!」

ふたご1  「フランスのシラク大統領に新たなスキャンダルが!」

ふたご2  「なんでしょう。」

ふたご1  「夏休みの休暇中に大統領府の別邸のベランダで激写される!」

ふたご2  「なんですか。」

ふたご1   「シラク大統領のオールヌード!」

ふたご2  「うわあ。」

ふたご1  「限界ギリギリセクシーショット!」

ふたご2  「限界越えてるわ!」

ふたご1  「今のところフランスの新聞協会では扱わないことをきめたそうですが、イギリスのタブロイド紙がもしかしたら公表するのではないかと見られています。」

ふたご2  「いやだなあ。」

ふたご1  「これが公表された時にシラク大統領はどういう態度をとるかそれが見ものですね。」

ふたご2  「どうって名誉毀損で訴えるとか。」

ふたご1  「それは政治家としての度量が狭いですね。もっと的確な対応をしなければ。」

ふたご2  「どうなんですか。」

ふたご1  「1945ねん、ヤルタ会談にあつまったアメリカのルーズベルト大統領、イギリスのチャーチル首相、ソ連のスターリン首相。第二次世界大戦の戦後処理を話し合うこの場で、イギリスのチャーチル首相はアメリカと協調してソ連に対抗しようとしていました。そんな時、チャーチル首相が一休みしてシャワーでも浴びようと服を脱いで裸になったところでドアが突然開いた!そこには部屋を間違えたルーズベルト大統領の一行が!キャー!」

ふたご2  「キャーじゃねえよ。」

ふたご1  「しかしそこでチャーチル首相は言いました。「ようこそ、ルーズベルト大統領!このとおりイギリス首相はアメリカ大統領に何の隠し立てすることもございませんぞ!」と、言ってイギリスはアメリカと友好関係であることを強調したのです。さて、シラク大統領ですが、現在フランスはエルフ社の汚職事件で揺れています。今こそこの写真を逆に活用するべきではないでしょうか。」

ふたご2  「ああ、何も隠し事がないというふうに。」

ふたご1  「そうです。写真が公表された際にぱっと服を服を脱ぎまして!」

ふたご2  「わあ!」

ふたご1  「フランス大統領はワイロをわたされても受け取るポケットがもうありません!これからはフランス大統領は裸がユニフォームです!」

ふたご2  「いやだそんなアパッチ野球団みたいな大統領。」

 

8月31日、稲垣メンバメイコボルスミ11


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