ふたご1  「このガラスの靴にぴったりあったものがお妃となるだろう。全員口を開け!」

ふたご2  「どんなだ。」

ふたご1  「ノーベル賞受賞おめでとうございまーす!」

ふたご2  「ありがとうございまーす!!」

ふたご1  「いや、君やないから。」

ふたご2  「知ってるよ。」

ふたご1  「名古屋大学の野依教授が2種類の型がある化学物質のうち、必要な型の物質だけを合成する「不斉合成」と呼ばれる手法を開発した功績によりノーベル化学賞を受賞したわけですよ。」

ふたご2  「不斉合成てどういうことに使われるんですか。」

ふたご1  「ホルモンのプロスタグランジンやアミノ酸や香料のメントール、安全で効率よく生産することが可能になる技術だそうですよ。」

ふたご2  「ほうそれはすごいね。」

ふたご1  「これで沖縄の人たちも一安心ですね。」

ふたご2  「それは「メントール」やなくて「めんそーれ」やね。」

ふたご1  「プロスタグランジン沖縄。」

ふたご2  「もう意味がわかりません。」

ふたご1  「ミズノがスピード「友禅スタイル」水着を発売したそうです。 」

ふたご2  「水着に友禅染めみたいな模様がかかれているのですね。」

ふたご1  「いうなれば和風水着です。」

ふたご2  「そうですね。」

ふたご1  「泳いだ後のプールにほんのりかつおだしの味が。」

ふたご2  「味が和風ではない。」

ふたご1  「あ、友禅といえば京都やから昆布だしのほうか。」

ふたご2  「そういう問題ではない。」

ふたご1  「とにかく最近の水着業界の発達はすさまじいですからね。」

ふたご2  「鮫肌水着とかスパイラル水着とかね。」

ふたご1  「なにしろこの友禅水着は「癒し」や「なごみ」の要素を取り入れたものですからね、十年前にはこんなことは誰も考えつきませんでしたからね。」

ふたご2  「水着に必要なものとは思われへんからね。」

ふたご1  「これからもどんどん進化していきますよ。」

ふたご2  「そうでしょうね。」

ふたご1  「たとえば沖縄を取り入れた「メントール水着」とかね。」

ふたご2  「そっちは「めんそーれ」や!」

ふたご1   「なかなか難しい。」

ふたご2  「間違えるほうが難しいわ。」

ふたご1  「先日パリーグ優勝した近鉄バファローズの梨田監督が通天閣を登ったそうです。」

ふたご2  「なんでまた。」

ふたご1  「シーズン前に優勝したら通天閣を階段で百回登ってやるわ!と約束したそうです。」

ふたご2  「なんか優勝する気がまったくないような発言ですが。」

ふたご1  「さすがに100回はつらいというので4回にしたそうです。」

ふたご2  「何で4回なんですか。」

ふたご1  「日本シリーズで4連勝して日本一になれるって祈願したんですよ。」

ふたご2  「なるほど。」

ふたご1  「何しろ近鉄には日本シリーズでは苦い思い出がありますからね。」

ふたご2  「そうなんですか。」

ふたご1  「89年の日本シリーズで巨人相手に3連勝して日本一に王手をかけた近鉄。そんな時に近鉄の加藤投手が「対戦相手の巨人ですか?いやあロッテより弱いですよ」といった趣旨の発言をしました。するとどうでしょう。なんと巨人が4連勝して日本一になってしまったではないですか。」

ふたご2  「いらんこというからねえ。」

ふたご1  「こんどはそんなことのないようにがんばっていただきたいですね。」

ふたご2  「そりゃそうですね。」

ふたご1  「がんばれ!「めんそーれ打線」!」

ふたご2  「そこで間違えるな!」

 

10月12日、ちんすこう。


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