ふたご1 「いやあ。すしがうまいな、すしが。」
ふたご2 「こんにちは。」
ふたご1 「すしといえば、ドラクエがついに年内に出るそうじゃないですか。」
ふたご2 「すしは関係ないでしょう。」
ふたご1 「12月29日ですが、ギリギリですな。」
ふたご2 「年もおしせまっとるがな。2000年まで後3日。1000年期の終わりですすよ。そんな世間の大騒ぎをよそにドラクエやるんですか。」
ふたご1 「やる人はやるんでしょうなあ。ドラゴンクエストを。二千年問題未対応ですよ。」
ふたご2 「まるっきり関係ないがな。」
ふたご1 「これもお正月のソニー様の「出ますように。」というお祈りが聞いたんでしょうかね。」
ふたご2 「お祈りっていうよりあのCMはむしろ恐喝に近いがな。」
ふたご1 「ソニー様の悪口は許さん!!とうっ!」
ふたご2 「痛たたた。でも、ドラクエのことですからまた伸びるかもしれないですよ。」
ふたご1 「そうですね。まあ3日くらいは。」
ふたご2 「12月31日かい!そんなにソニーが怖いか!」
ふたご1 「悪口を言うな!!メモリアル・モリタ・アターック!!」
ふたご2 「う・・・う・・・まきは・・・・。」
ふたご1 「ビイーム!!」
ふたご2 「ギャー!!!!」
ふたご1 「こうしてまた、ソニー様の平和を乱すものが消えていった。だが、油断してはならない。戦いはまだ始まったばかりなのだから・・・・。御愛読、ありがとうございました。」
ふたご2 「終わるな!!」
ふたご1 「そうですね。では、何の話をしましょうかね。私がまだニューオリンズの場末のクラブでペットを吹いていたころの話でもしましょうかね。」
ふたご2 「やってみいや。」
ふたご1 「キング牧師が撃たれたって聞いた時は、驚いたね。だが、いつかはああなるとも思っていたよ。われわれは白人にいつもひどい目に合わされてきた。彼が言ったように、かつての奴隷主の子孫と、奴隷の子孫が一つのテーブルを囲む日。そんな日はたとえ世の中が逆さになったってこない。そんなふうに思ってたんだ。・・・ごめん。」
ふたご2 「もっと早く断念してくれ。」
ふたご1 「ああ、俺もそう思うよ。」
10月19日、国道2号線。