ふたご1 「最高ですかー!」
ふたご2 「あらゆる意味で最低やな、君。」
ふたご1 「まあね、一応、今これ言うたら、うけるやん。」
ふたご2 「足の裏でガンかどうか分かるんやて。」
ふたご1 「われわれ凡百の俗人どもには水虫かどうかしか分かりませんが。」
ふたご2 「でも、俺、配ってた本渡された事あるで。」
ふたご1 「どうしたん。」
ふたご2 「ちゃんと、「新聞・雑誌」のごみ箱に捨てた。」
ふたご1 「地球を大切にね。」
ふたご2 「しかし、集めた金でどでかいもん作ってますなあ。」
ふたご1 「仏舎利(釈迦の骨)を納める塔とかね。でも日本最初の寺院といわれる法興寺の塔も、仏舎利を納める塔だったのですよ。」
ふたご2 「塔というのが本来仏舎利を納めるものですからね。」
ふたご1 「その仏舎利というのが、蘇我馬子が食べていたご飯の中から発見されたという。」
ふたご2 「じゃあ仏舎利と一緒にご飯を炊いたわけですか。」
ふたご1 「カルシウムたっぷりです。」
ふたご2 「やかましいわ。」
ふたご1 「しかし、全世界にある仏舎利の量から計算すると、お釈迦様は身長が数十メートルに達するといいます。大人物ですね。」
ふたご2 「直接的な意味でね。」
ふたご1 「そんな福永君ですが、書類をシュレッダーにかけたくらいで地検の目を逃れられると思ったら大間違いですよ。復元しますよ、それくらいなら。」
ふたご2 「かえってひどい事になるねえ。」
ふたご1 「お釈迦様でも気がつくめえ、と思ったんでしょうがね。」
ふたご2 「古い表現。」
ふたご1 「さて、他になんかありますかね。」
ふたご2 「イチローが結婚するんやて。元TBSアナウンサーの福島弓子と。」
ふたご1 「他人の結婚祝ってる場合とちゃうやん。」
ふたご2 「ほんまにね。」
12月3日、レリーフの前。
まめちしき 仏舎利を持ち歩くための袋を、舎利袋という。持ち歩くなよ、そんなもん。