ぜんかいまでのあらすじ

新田冴子警視補が配属されたのは「特別捜査課」。それは、名前こそたいそうだが、課員は警視補を加え3人という専従班よりもちゃちい代物だった。

なぜかというと新田警視補は、上層部ににらまれており、この課で決定的な失敗をさせ、追放しようという上層部の陰謀なのだった。ちなみになぜにらまれているかというとそれは分からないのであった。警視補という階級も実際には無いのだった。それは本来なら警視になるはずだが、警視というのは署長、本庁の課長になる階級なのだが、そこまでさせないという警視庁の細かい嫌がらせという設定なのだった。決して後で考えたのではないのだった。そしてこの「特別捜査課」の課員は、一人は刑事の渡辺なのだった。

そしてもう一人は検死官であり特別捜査官の敷地抄子なのだった。ちなみに名前の読み方は「しきじ・しょうこ」なのだった。「敷地」を「しきじ」と読むのは「地震」などの様に濁点がつくケースなのだった。しかし本来「地」の読みは「地」であるのに「地震」はなぜ「じしん」と書くのかという問題があるのだった。「ぢしん」と書くのが本当なのだった。明治時代はそうだったのだった。しかしこの「明治」というのも本来は「めいぢ」のはずだったのだった。なぜ「じ」になったかというと、「ぢ」だともう「痔」しか想像できないからなのだった。ヒサヤ大黒堂なのだった。明治といえば、明治という屋号の銀行があったのだった。「明治貯蓄銀行」正確には「あかぢ貯蓄銀行」。昭和の金融恐慌で真っ先につぶれたのだった。そらその名前じゃ仕方ないのだった。ちなみにこの銀行の親銀行が、営業している最中に議会で、片岡直温蔵相が、「君たちがうるさく言うものだから、東京渡辺銀行が休業してしまったぞ」といった発言を行い、取り付け騒ぎが起こって本当に休業してしまった東京渡辺銀行なのだった。この事件が昭和恐慌の引き金となり、ひいては太平洋戦争の遠因となるのだったが、この話とは直接関係ないのだった。敷地抄子は検死官なのだった。そして絞殺体が発見されたため、新田警視補と渡辺と敷地抄子は現場に向かうのだった。

殺されていたのは橋爪寺男、28歳、獅子座のO型なのだった。趣味は小物集めだったのだった。敷地抄子は現場で検死をするのだった。その方法は死体をなめて行うのだった。然し、この方法だと内臓や細胞組織、また、青少年に有害と思われる場所はどうすればといいのかという問題が発生するのだった。しかしそんな事言われても困るのだった。とりあえずそんな事を考えても仕方ないのだった。それでは幸せになれないのだった。とにかく、死因は、細い糸のようなものでの絞殺体なのだった。 現場の状況は、裏手に「全国都道府県警会議」が行われていた防犯会館があるのだった。したがって、被害者を絞殺して、警備の警官から逃れるのは不可能なのだった。そういう事は描かれていないような気がするが、とにかくそうなのだった。しかし、敷地抄子は凶器の糸から死体についた「味」に疑問を覚えるのだった。

橋爪寺男はぶさいくの癖に結婚詐欺師なのだった。そして、起訴にはいたらなかったものの、何と、警視庁捜査一課長、栗林忠道警視の娘もまた被害者なのだった。そのことから栗林警視が怪しいと新田警視補はにらむのだった。しかし、栗林警視は「全国都道府県会議」に出席しており、しかも会議場から出て、被害者を絞殺して戻る事は不可能なのだった。そう言えば犯行時刻とかがかかれていないようだが、その辺は雰囲気でつかんでほしいのだった。更に言えば、この前回のあらすじの後をーなのだった。だけで締めくくり、しかもやたら長いのは唐沢なをき著「カスミ伝`S」の「トリプルマンガ」のパクリになっている事に気づいたのだった。決して意図した事ではないのだが、結果的にそう見えてしまう事になったのだった。ちなみに「トリプルマンガ」の名前の由来は「トリプルマン」という、一週間の帯番組の特撮物で、月曜日に怪人が登場し、金曜日にトリプルマンが倒すという、5分か10分の番組なのだった。そんな「カスミ伝`S」はアスキーから絶賛発売中なのだった。「カスミ伝全」もよろしくなのだった。しかし、あるねたにりすぺくとされて、新しいねたを考えたとき、そこにオリジナルの新しい要素がついたときにはそれはパクリではないと中島らもも書いているのだった。そう思って自分自身と世間に対し言い訳をするのだった。文中敬称略なのだった。

渡辺刑事はおでんを煮るのだった。

そして敷地抄子はそれを食べて、栗林警視のトリックを見破るのだった。そして新田警視補、敷地抄子、渡辺は栗林警視のもとに乗り込むのだった。

 

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