ふたご1  「流れながら進化していくー。」

ふたご2  「ゴールデンウィークももう終わりですね。」

ふたご1  「ゴールデンウィーク中にはいたましい事件が多く起こりましたね。」

ふたご2  「あっ普通。」

ふたご1  「グァテマラの観光客襲撃事件、17歳の少年の殺人事件、バスジャック。」

ふたご2  「本当にね。少年犯罪が増えているねえ。 」

ふたご1  「まあそれはかたよった物の見方やで。」

ふたご2  「なんでですか。」

ふたご1  「それはまた後で言う。」

ふたご2  「なんか気持ち悪いなあ。」

ふたご1  「愛媛の松山で警官を襲撃した男が捕まりましたが。」

ふたご2  「そこからはいるか。」

ふたご1  「何しろ手作りの棒の先にアイスピックをつけた凶器で警官をめった刺し。」

ふたご2  「うわあ。」

ふたご1  「しかしさすがに警官はそれを取り上げる。」

ふたご2  「さすがに訓練されてますからね。」

ふたご1  「しかし男はなおも隠し持っていたアイスピックでぶすーっと。」

ふたご2  「ああ、いよいよだめか。」

ふたご1  「しかし警官は見事男を取り押さえたのでした。」

ふたご2  「丈夫だなあ。」

ふたご1  「そうやね。ふつう、アイスピックでめった刺しにされるというのは死体の形容詞やからね。」

ふたご2  「形容詞って。」

ふたご1  「だから男も必殺の武器としてアイスピックを持っていったのだよ。しかし敵にはアイスピックが効かない!や、奴はモンスターだー!いったい、どうすれば奴を倒す事ができるんだー!教えてくれー!」

ふたご2  「やかましい。」

ふたご1  「冗談はさて置き、その男がなぜ警察を襲ったかわかりますか。」

ふたご2  「最近の警察がけしからんので懲らしめてやろうと思った。とか言うてますよ。」

ふたご1  「そこですよ。確かに警察の不祥事は問題ですよ。しかし、一警察官を襲撃して、それが解決すると思いますか。」

ふたご2  「まあそうやね。」

ふたご1  「いたずらに少年犯罪が問題といって、少年犯罪がけしからんといって少年を襲撃するような奴が出てきたらどうするんですか。」

ふたご2  「まあないことではないな。」

ふたご1  「問題の本質をとらえて、それに対して正しく対処しないと。そうできなかったためにおきたのがグアテマラの悲劇ですよ。」

ふたご2  「写真を撮った日本人観光客を村人総出でボコボコにした事件ですね。」

ふたご1  「ボコボコというてもバスに乗りこんでいた人二人が死んでいます。この事件が何故起こったか知っていますか。」

ふたご2  「臓器を抜き取る目的で子供が誘拐される事件が多発していて、そのうわさで町中が一種の集団ヒステリー状態にあったんです。」

ふたご1  「そう、そんな中で、誘拐する奴はリスト用として子供の写真を撮るらしいのです。そんな状態の中に観光バスが乗り込んでいって、何の気無しに写真をぱちりと撮ったら、「子供がさらわれるー!!」」

ふたご2  「あとはもうえらいことです。集団ヒステリーの状態では正常な判断は働きませんからね。」

ふたご1  「この現地の村の状態だったのです。あの松山の人は。」

ふたご2  「一緒にするのはどうかな。」

ふたご1  「しかし、問題の根は同じところにあるのです。グアテマラの観光バス襲撃とバスジャックは。」

ふたご2  「なんですのん。」

ふたご1  「つまりな。」

ふたご2  「はい。」

ふたご1  「バスが今あぶないんや。」

ふたご2  「はあ?」

ふたご1  「バスには人間の狂気をかりたてる力があるのだ。バスこそは悪魔が人間界を滅ぼすために送り込んだのだバスはニンゲンノココロヲムシバムノダダダダダダダダダダダダ」

ふたご2  「もしもし?」

ふたご1  「イマカライッショニ、バスヲスベテヤキハライニイクノダダダダダダダ。」

ふたご2  「おまえがしっかりせえ!」

 

5月6日、I LOVE YOU…。

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