当代最高の地政学者にしてあの高名なカール・ハウスホーファー博士の子息アルブレヒト・ハウスホーファー博士の最後の弟子、独逸国の日本研究の第一人者、アルブレヒト・フォン・ザイドリッツ博士がその独自の観点から、日本各地の名所旧跡をたずねて回る、まったく新しい日本紹介である!

1.鹿苑寺舎利殿(金閣)

 
侘び、寂び、枯淡を基調とする日本建築の中で、珍しく荘厳、壮麗なつくりであるこの仏教寺院は、タイやマレーシアの仏教寺院のように黄金で装飾されている。日本国は黄金国であるといったのはかのマルコ・ポーロであるが、黄金をかくして使う例はこの黄金国においても他にない。(註、博士は中尊寺金色堂を知らない)つまり、これを建造した足利義満は日本文化においては例外的な権力者なのであろう。
 日本文化を知る上で欠かせないのが天皇の存在である。天皇は日本国の祭祀の一種のトーテムとして過去…現在の日本国において”神聖にして侵すべからず”といった存在である。ヨーロッパではローマ法王に該当させるのが最も適当であろう。
 かつてイエシェネク教授は天皇の神性と君主である点からこれをローマ帝国皇帝に比したが、天皇の実際の権力はローマ皇帝よりはるかに弱く、中世以降近世にいたるまで天皇自身のリーダーシップにより政治が動いた例は数えるほどしかない。これは、影響力はあったが、実際には何の力もなかった近世のローマ法王の存在に似ている。
 ヨーロッパではローマ法王を打倒し、これに成り代わろうとする権力者は少ない。ルネサンス期にイタリアの名門貴族たちによって権力の中枢としてローマ法王位が争奪されたことはあったが、近世以降に実権の薄れたローマ法王に権力者自身がなろうという例はない。
 しかし、足利義満と言う権力者は、自ら天皇になろうとしたいきさつがある。自分の妻を天皇の名目的な母とし、間接的に天皇の父という地位を手に入れた。やがては天皇の父に送られる太上天皇の称号を帯びようとしていたといわれる。また、当時アジアの大国であった明に自らを「日本国王」として朝貢したのは、明の権威を日本伝統の天皇より上級と認め、これの家臣となることにより日本国の中での最高の地位を手に入れようとしたのであろう。    
 彼がその居館に黄金、つまり第一の物質(プリマ・マテリア)を使用したのも、自らの最高権威を誇示するためだったのであろう。

さて、ここ金閣での私の日本新だが、
金閣の池の水を飲み干す2分35秒、
金ぱくをさらに薄く延ばし銀閣まで延ばす
上に飾ってある鳥と入れ替わり誰にもばれない2時間8分2秒(タイ)


2.東京電波塔(東京タワー)

首都東京のシンボルとして(中略)のであるから、(略)なのであろう。

さて、ここ東京タワーでの私の日本新だが、

鉄塔の鉄骨すべてでさかあがり(2分25秒)
蝋人形館に新しい蝋人形(ローリー寺西《現ROLLY》)製作2秒
僕の人形も飾ってくださいといったところ、「君はロックじゃないからだめだ。」と言われる(コーネリアス小山田圭吾)

3.タモリ(森田一義)

 日本(以下略)。

さて、ここタモリでの私の日本新は、

タモリのグラサンを増やす(23個)
タモリのヅラネタを終了させる。
コージー富田にテンションの高いときのタモリの物まねをさせる




最後に私の好きな言葉で終わりたいと思う。
記録、それはいつもはかない。記録、それは破られるためにある。しかし、それでも人は記録に挑みつづける。それが、人間なのだから。


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