ふたご1 「篠原ともえの裏切りものっ!」
ふたご2 「6月でございます。」
ふたご1 「いやいや栃木県警がすごいすごくないことをしてたそうですね。」
ふたご2 「栃木のリンチ殺人で誘拐されているのに捜査もせずに挙句の果てに犯人との電話に警察と名乗って殺人の引き金を引いたというあれですね。」
ふたご1 「捜査のプロとしてはとてもすごいミスですが、こんなにすごくない捜査のプロもありますまいて。」
ふたご2 「いみがわからん。 」
ふたご1 「警察といえば最近は捜査ミスとかが話題になっていますが、時々起こる警官襲撃事件ではその強さを発揮して犯人を退治してようやくイーブンの状態に持ってきたのにまたマイナスのほうに行ってしまいましたね。、」
ふたご2 「撃退したらプラスというわけでもあるまい。」
ふたご1 「そういえば最近はよく暴走族が交番を取り囲んだりしていたりする事件が起こりますねえ。」
ふたご2 「なんか、バイクを盗んだ奴に似てる奴が交番に逃げ込んだからと言って。」
ふたご1 「団結力強いですね。」
ふたご2 「まあ公権力に危険を顧みず立ち向かうという点においては。」
ふたご1 「そんなに団体行動ができる人がどうして学校に行かないのでしょうか。」
ふたご2 「また別の団体行動やろ。」
ふたご1 「警察というのも団体ですから暴走族対警察というのは団体対団体ですね。団体同士の抗争、爆発寸前!」
ふたご2 「プロレス雑誌みたいに言うな。」
ふたご1 「でも警察というのは結構元暴走族とか多いらしいですね。」
ふたご2 「組織になじみやすい人やな。」
ふたご1 「さて、法制審議会の制度が50年ぶりに変わったらしいですが。」
ふたご2 「なんすか。法制審議会て。」
ふたご1 「法務省の付属機関で。法務大臣の諮問に応じて、民事法・刑事法ほか法務に関する基本的な事項について調査、審議するものらしいです。いうてみれば法務省にとっての子供電話相談室みたいなものですね。」
ふたご2 「ちがうやろそれ。」
ふたご1 「諮問というのは下の者や有識者に意見を求めることやからまちがってはいません。」
ふたご2 「違うと思う。で、どう変わったんですか。」
ふたご1 「今までは審議会の会長を法務大臣がやってたんですが、次からは委員の互選で選ぶそうです。」
ふたご2 「それが何か。」
ふたご1 「法務大臣の諮問機関ですから、法務大臣の質問に対して委員が答えるものなのです。ですから、まず仮に渡辺法務大臣からこれこれこういう質問がありましたと。」
ふたご2 「はあそれで。」
ふたご1 「そこで会長の渡辺法務大臣が出てきまして、えー、今法務大臣からこういう質問がありましたと。」
ふたご2 「法務大臣ってあんたやん。」
ふたご1 「ではこの質問に対して委員のみなさんどう言う意見をお持ちですか。はい、渡辺会長質問です。なんですか渡辺委員。」
ふたご2 「ちょっと待て。例なんやから苗字くらい変えんと同じ人かと思うがな。」
ふたご1 「同じ人ですよ。」
ふたご2 「はあ?」
ふたご1 「法制審議会会長なんやから渡辺法務大臣は法制審議会の委員でもあるので答えられるんです。」
ふたご2 「じゃあ同じ人間が同じ人間の質問に答えるわけか。」
ふたご1 「はい、渡辺法務大臣、こうしたらいいと思います。なるほど、渡辺委員の意見はよくわかりました。このことについて渡辺法務大臣どうですか。はい、渡辺会長、渡辺委員の意見はよくわかりました。しかし渡辺委員は法務大臣の権限をよくわかっておられないようで…。ちょっと待ってください、渡辺会長!なんですか渡辺委員。はい、渡辺法務大臣の発言はこの委員の渡辺を侮辱するものです!撤回していただきたい渡辺法務大臣!まあまあ、渡辺委員。渡辺会長は黙っててください!渡辺委員、今のは暴言だぞ!渡辺会長、渡辺委員を退席させたまえ!」
ふたご2 「やかましい。全部渡辺やないか。」
ふたご1 「こんなことが1949年以来51年にわたって続いてきたわけです。」
ふたご2 「そこまでアホな事にはなってへんやろ。」
ふたご1 「すなわちおれがあいつであいつがおれで。」
ふたご2 「うるさい。」
ふたご1 「はい、こちら、にゅーよーくの、いっこくです。」
ふたご2 「声は入れ替わってない!」
ふたご1 「1949年当時の法務大臣木村篤太郎が、自分で詩文に質問する仕組みのボケをかましたんです。そして歴代の法務大臣がこのボケにどんどんどん乗っていき、ついに今年臼井日出男法務大臣が、「もうええわ!」と。」
ふたご2 「長いのりつっこみやな。」
ふたご1 「政治にはこういったボケがいたるところに隠されているのです。」
ふたご2 「選挙のキャッチコピーで政治につっこみを!とか言うのはどうでしょう。」
6月2日、山川恵理佳の声