ふたご1  「お前も、130を、超えろ。」

ふたご2  「これがわかった方は報告してください。」

ふたご1  「インド産の唐辛子が、世界で一番辛いことが判明したそうです。」

ふたご2  「それがどうした。」

ふたご1  「インド北東部で栽培されている唐辛子の一種は、辛味成分であるカプサイシンの含有量が最も多く、世界で一番辛いとされていたメキシコ産の唐辛子を抜くそうです。」

ふたご2  「唐辛子の原産国は南アメリカですが、本場より辛いというわけですか。」

ふたご1  「環境によって植物の成分が変わるというのはあるらしくて、メキシコ原産の幻覚サボテンペヨーテも日本で栽培したものはあまり効かないという話で。」

ふたご2  「はあ。」

ふたご1  「東南アジアに旅行した人は日本より唐辛子が辛いといいますからね。」

ふたご2  「そっちのほうが幻覚サボテンより先にする話やろ。」

ふたご1  「日本のほうれん草は西洋のほうれん草と違ってシュウ素が多いのであくがつよいといいます。つまり、和風、ということですね。」

ふたご2  「あくがつよけりゃ和風か?」

ふたご1  「ですから和風のものはあくが強い、インド風のものは辛い、アメリカのものは大味と。」

ふたご2  「まあ前の二つはともかくアメリカのはなんか納得ができるかも。」

ふたご1  「で、そういうものを食べていると当然ながら人間の味も変わってくるわけで。」

ふたご2  「誰が食うねん。」

ふたご1  「よく人肉の味はザクロの味だといいますが。」

ふたご2  「いいますけどね。」

ふたご1  「あの話はお釈迦様が鬼子母神に対して人肉の代わりとしてザクロを与えたところから来ているのですから、インド人の味がザクロの味であるということですね。」

ふたご2  「まあそうですが、じゃ日本人は何とかあるんですか。」

ふたご1  「アメリカ人はプルーンっぽいとか。」

ふたご2  「日本人は?」

ふたご1  「中国人はライチっぽいとか。」

ふたご2  「日本人は?」

ふたご1  「魚肉ソーセージ。」

ふたご2  「安いな。」

ふたご1  「寿司ばかり食いますからね。」

ふたご2  「にしてももうちょっとなんかないんですか。」

ふたご1  「じゃあポケモンソーセージ。」

ふたご2  「製品名や。」

ふたご1  「シールもついてます。」

ふたご2  「はい次。」

ふたご1  「アメリカの国防総省の前には対テロ用の自動車止め装置がついているのですが、それがドイツのシャーピング国防相の車が通っているところでいきなり作動してせり上がって、車の床を直撃、国防相は軽傷を負って入院したそうです。」

ふたご2  「対テロ用なのに外国要人をケガさせちゃいけませんねえ。」

ふたご1  「じつはこの車止め、今年の一月には中国軍の関係者、二年前には日本の額賀防衛庁長官もケガさせているんです。」

ふたご2  「不幸を呼ぶ車止めですね。」

ふたご1  「あなたね、僕の話を聞いてなかったんですか。ペンタゴンがですよ。そんな外国要人にケガさせたりするわけないじゃないですか。」

ふたご2  「…お前が、今、言うたんや。」

ふたご1  「アメリカの先端技術のすべてを投入して作られた対テロ用なんですよ。」

ふたご2  「それが。」

ふたご1  「テロリストを見破ったに決まってるじゃないですか。」

ふたご2  「ドイツの国防相がっ!?」

ふたご1  「日本の額賀福志郎元防衛庁長官もね。」

ふたご2  「えらいことやねえ。」

ふたご1  「ですからその車止めをテロリストの通りそうなところにおいて置くんですね。そうすればテロリストを見分けられるので便利ですね。」

ふたご2  「テロリストの通りそうなところ?」

ふたご1  「冷蔵庫の裏とか流しの下とか。」

ふたご2  「テロリストは一匹見かけたら30匹はいるといいますからね。」

 

9月8日、128


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