ふたご1  「こんなにビデオレターが届いたー!」

ふたご2  「シドニーオリンピックが始まりました。」

ふたご1  「そうですか。」

ふたご2  「どうですか。」

ふたご1  「どうやら無事に聖火がつきましてね。」

ふたご2  「聖火を消そうとしたテロが二回もあったらしいですが。」

ふたご1  「聖火ランナーの一人が心臓麻痺で死亡したりと、火こそ消えなかったけれども大変だったようですね。」

ふたご2  「長野ではよく消えてましたけどね。」

ふたご1  「44年前の同じオーストラリアのメルボルン大会の時にはニセ聖火ランナーが本物のランナーにニセ聖火を渡して走らせるという事件もあったりしたようでしてね。」

ふたご2  「やっぱり聖火というのはオリンピックのシンボルですからね。」

ふたご1  「もうね、こんな呪われた聖火はやめてしまえばいいんです!」

ふたご2  「そこまでいうことはないとは思うが。」

ふたご1  「だいたい聖火リレーなどというのはヒトラーが始めたもので。」

ふたご2  「もうええやん。それは。」

ふたご1  「ですから聖火のかわりに聖土くらいでいいじゃないですか。」

ふたご2  「土?」

ふたご1  「パルテノン神殿の土を聖スコップで掘って聖ダンプでリレーするのです。」

ふたご2  「男くさいリレーですね。」

ふたご1  「途中で雨がふってきたら聖泥んこリレーで。」

ふたご2  「なんか地味だねえ。」

ふたご1  「ただ問題点としては2回もやるとパルテノン神殿がなくなってしまうんですねえ。」

ふたご2  「どれだけ掘るねん!」

ふたご1  「メダルを取れなかった選手達が泣きながらもって帰るのに必要じゃないですか!

ふたご2  「甲子園やないんやからね。」

ふたご1  「厳密に言えば先週のニュースなんですが、海上自衛官三等海佐がロシアの駐在武官に機密を漏らした事件。」

ふたご2  「スパイですか。冷戦も終わったのに。」

ふたご1  「漏洩という字は新聞だと漏えいとなるのはなぜなんでしょうか。」

ふたご2  「洩の知名度が低いからです。で、スパイのほうは。」

ふたご1  「洋風居酒屋でロシアの武官に三等海佐が書類を渡そうとした瞬間にまわりの客が一斉に立ち上がって「確保おっ!」と。全員捜査員だったんですね。かっこいいですね。踊る大捜査線みたいですね。よく見てないけど。」

ふたご2  「しかし洋風居酒屋ですか。昔のスパイはもっと高級ホテルとかそういうゴージャスなところで取引とかしてたんじゃないですか。」

ふたご1  「ロシアは金がなくて大変なんです。武官は月々2万円の仕送りをするのにも苦労してたんです!そんなロシアの武官から防衛庁の機密をやるからといって、80万円も金を吸い取ったのです。この三等海佐、鬼ですね。」

ふたご2  「なんでやねん。それにこの三等海佐、逮捕状が執行された瞬間、泣きくずれたっちゅうやないですか。」

ふたご1  「泣いた赤鬼。」

ふたご2  「やかましい。」

ふたご1  「ロシア軍は事件そのものは「事実無根」と否定してるんですが、セルゲーエフ国防相が11月の訪日は「予定通り」と述べているように、あまり物事を荒立てたくないようですね。 」

ふたご2  「まああっさりスパイ認める国もないでしょうが、日露関係を改善しようとしているところですからね。」

ふたご1  「まあでもロシアのスパイといえば古くはゾルゲ事件、そして冷戦時代は旧KGBと、スパイの本場みたいなところですからね。」

ふたご2  「まあね。」

ふたご1  「ソビエト崩壊以来どうも元気のなかったロシアが、ようやく本来の元気をとりもどしつつある…なんだかほっとする話題ですね。」

ふたご2  「ほっとすんな。」

ふたご1  「これからもどんどんスパイ事件を起こして、我々にロシアの元気を見せてほしいですね。」

ふたご2  「見せんようにするのがスパイや。」

ふたご1  「「青汁」のキューサイが、原料の生産を委託した農事組合法人「竜北野菜村」の元事務局長が、去年の12月にキャベツを青汁の原料、無農薬野菜ケールと偽って出荷したなどとして、詐欺容疑で告訴したそうです。 」

ふたご2  「すぐばれるやろそんなもん。」

ふたご1  「飲んでみたらそんなにまずくないからね。」

ふたご2  「キャベツじゃね。」

ふたご1  「それでどうもバラエティ番組のタレントのリアクションが悪いということで発覚したようです。」

ふたご2  「それでもリアクションは派手にとらんといかんでしょう、出川さん。」

 

9月15日、ごはんはよくかんで食べよう、森首相。


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