ふたご1  「あっ、おじいちゃんがうろうろしてる。こらあかん。」

ふたご2  「ぼちぼち寒いね。」

ふたご1  「イチローが大リーグに挑戦と。」

ふたご2  「ここまできたら後は大リーグしかないやろ。」

ふたご1  「バッターで大リーグ挑戦というのは初めてですね。大丈夫かしら。」

ふたご2  「アメリカの野球ってのはイチローのようなタイプよりホームランバッターばっかりのようなイメージがありますがね。」

ふたご1  「肉ばっかり食ってますからね。」

ふたご2  「もりもりとね。」

ふたご1  「そして必要以上にムキムキ。」

ふたご2  「ごついね。」

ふたご1  「そして胸毛。」

ふたご2  「もっさり。」

ふたご1  「イチローと真逆。」

ふたご2  「イチローの胸毛は知りませんけどね。」

ふたご1  「そんななかイチロー君はいかにして胸毛どもと戦うか。それを一つ考えてみましょう。」

ふたご2  「大丈夫やとは思いますがね。」

ふたご1  「まずですね、相手の意表をつくことから始めます。意表をつけば相手も混乱してしまうわけです。」

ふたご2  「はあ。」

ふたご1  「まずおもいきり派手な格好で出ます。刀でも差しましょう。すると胸毛どもはいいますわね「オ―、サムライ、サムライ。」。」

ふたご2  「まあそら言うわな。」

ふたご1  「そしていよいよバッターボックスに立ちます。

ふたご2  「さあどう打つか。」

ふたご1  「そしてピッチャーがボールを投げた瞬間に!打たずに一塁めがけて走ります。」

ふたご2  「打てや!」

ふたご1  「奇襲攻撃は昔から日本のお家芸です。」

ふたご2  「野球しろや。」

ふたご1  「こうするとアメリカ人は怒りますね。卑怯なジャップめ、やっぱり奴らはパールハーバーの頃から変わっちゃいねえ!」

ふたご2  「卑怯というかねえ。」

ふたご1  「そしたら敵の親玉めがけて突撃。「おかあさーん!」」

ふたご2  「特攻隊かい!」

ふたご1  「外人も「カミカゼ、カミカーゼ、ゆいますわな。」

ふたご2  「そら言うけどやな。」

ふたご1  「これでアメリカに勝つことができます。」

ふたご2  「ただの恥さらしや。」

ふたご1  「大丈夫です。大本営発表では勝ったことになってますから。」

ふたご2  「やかましい。」

ふたご1  「で、ノーベル化学賞を白川英樹博士が取りましたが。」

ふたご2  「はい。」

ふたご1  「シドニーオリンピック女子マラソン金メダルの高橋直子選手の遠縁だそうですが。」

ふたご2  「そうなん?」

ふたご1  「高橋選手の母親が博士とはとごだそうです。」

ふたご2  「遠い。」

ふたご1  「さらにはモーニング娘。の吉澤ひとみとも遠縁だそうです。」

ふたご2  「親戚多いね。」

ふたご1  「我々の遠縁をたぐって行けば一人ぐらいなんかおるんちゃうか。」

ふたご2  「そうかもしれんけどね。」

ふたご1  「というわけで遠縁の方募集します。われこそは遠縁だという方は住所年齢電話番号をお書きの上ごらんのあて先までお送りください。ただし有名人に限ります。所得番付上位の方、待ってまーす。」

ふたご2  「募集してくるもんと違うだろう。君。」

 

10月13日、追悼。


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