ふたご1  「その時、松坂の、スピードは?」

ふたご2  「どうっスか。最近。」

ふたご1  「いや、長野県知事がねえ。」

ふたご2  「田中康夫にねえ。」

ふたご1  「なんとなく、クリスタルですよ。」

ふたご2  「まあねえ。」

ふたご1  「今年出たファイナルファンタジー\のコピーがこのことを予言していました。」

ふたご2  「なんて。」

ふたご1  「クリスタル、再び。」

ふたご2  「ハイハイそのとおり。でもね、田中康夫といえば遊んでいることで有名ですね。」

ふたご1  「スッチーとかね。」

ふたご2  「大丈夫ですかね。」

ふたご1  「つまり何かね。ノック先生の二の舞になるんじゃないかといいたいのかね。」

ふたご2  「条件ぴったりですよ。」

ふたご1  「確かに政党の支援をうけずに無党派で大勝し、顔がエロそうという共通点はある。しかしだな、二人をいっしょにするのはあまりにもおっ!」

ふたご2  「ハイ。」

ふたご1  「ノック先生がかわいそうじゃないかっ!」

ふたご2  「そっちかい。」

ふたご1  「ロシア政府が長崎の住民を提訴したそうです。」

ふたご2  「なんで?」

ふたご1  「帝政時代に領事館があった長崎市南山手町の土地の所有権を主張して、その土地の住民を長崎地裁に提訴したそうです。」

ふたご2  「古い話やなあ。」

ふたご1  「革命のドサクサですっかり資料とかがなくなって、終戦頃は空き地だったそうで。」

ふたご2  「そら空き地にもなるわ。」

ふたご1  「で、1987年ごろにソ連政府が思い出して、われ、コラ、何、人の土地勝手にいすわっとんねんと。」

ふたご2  「いまさら。」

ふたご1  「で、その後はソ連崩壊等のゴタゴタで、今年になって明け渡し請求をしたというわけです。」

ふたご2  「ロシア革命、原爆、ソ連崩壊、なんか20世紀をフルに使った壮大なスケールなせこい話やなあ。」

ふたご1  「でもいまさら言われても困りますね。」

ふたご2  「まあね。」

ふたご1  「だいたい50年以上ほっといていまさら返せというのがおこがましい。」

ふたご2  「そらそうやけどな。」

ふたご1  「そこで北方領土の話やけど。」

ふたご2  「いうな。」

ふたご1  「こういう土地関係の話は国はムキになるね。」

ふたご2  「土地あっての国家やからね。」

ふたご1  「にしてもいまさら返してもらって何するんでしょうか。」

ふたご2  「領事館でも建てるんちゃいますか。」

ふたご1  「いまさら領事館なんか立てても仕方ないでしょう。それよりはパルナス亡き今ロシア料理やロシア菓子を売るお店が日本にはありません。それをロシア政府直営で作るのでは。」

ふたご2  「長崎に?」

ふたご1  「ロシア名物のピロシキやビーフストロガノフをいっぱい出すのです。そうすればロシアとの関係もよくなるというものです。」

ふたご2  「そんなことぐらいでよくなるかなあ。」

ふたご1  「そこはそれ、料理の中に北方領土も、旧ソ連軍の中立条約違反も、スパイも、そして今回の立ち退きも…すべて忘れてもらう薬をさらさらと…。」

ふたご2  「またかい。」

ふたご1  「どうもKGBのイメージが抜けなくて困ります。」

ふたご2  「その薬わけてもうたらどうや。」

ふたご1  「いいえ…そしたらあの赤の広場の美しいパレードも、そしてあの偉大な方の姿も、忘れてしまうから…。」

ふたご2  「誰でいつの人間だお前は。」

 

10月20日、眠い。


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