ふたご1  「こっ。」

ふたご2  「こっ?」

ふたご1  「外務省の松尾克俊前要人外国訪問支援室長が外交機密費やら官房機密費でお馬さんやマンションを買っていたという話もいよいよ盛り上がっておりますが。」

ふたご2  「だから「こっ」て何や。」

ふたご1  「なにしろ機密費というのはその性格上、領収書を出す必要がないため、松尾前室長がそんなことをしてもチェックする仕組みがないというわけですから。」

ふたご2  「でもそこまで金遣いが荒くなってたら気づくでしょう。首相外遊の際の随行員に小遣いまで配っていたといいま見ますからね。」

ふたご1  「ということは外務省の人たちは小遣い欲しさに見てみぬふりをしていたということですか。」

ふたご2  「そういうことならなお大変だという話です。」

ふたご1  「はっはっはっは。でもこんな事件はすべてマスコミのでっちあげで、機密費の横領などあるわけがないじゃないですか。」

ふたご2  「…いまさら見てみぬふりしても小遣いはもらわれへんで。」

ふたご1  「がーん。」

ふたご2  「なにが「がーん」や。」

ふたご1  「こっ。」

ふたご2  「せやからなんやそれはっ!」

ふたご1  「アフガニスタンの首都カブールの若者の間で、「タイタニック」のレオナルド・ディカプリオの髪型が流行しているそうですが。 」

ふたご2  「アフガニスタンでも大ヒットですか。」

ふたご1  「しかし。現在アフガニスタンはイスラム原理主義勢力「タリバン」が支配しているのです。」

ふたご2  「はい。」

ふたご1  「イスラムの伝統にそぐわないことをしたといって、理髪業者数十人の身柄を拘束したそうです。」

ふたご2  「うわあ。」

ふたご1  「たしかに、表現の自由は認めなければなりません。しかしね、イスラムの伝統、これも大事にしなければいけません。そこでここはこういうことで解決してはいかがでしょうか。」

ふたご2  「はあ。」

ふたご1  「要するにディカプリオが西洋近代文明の代表「タイタニック号」の映画に出ているから問題なのです。もっとイスラムっぽいものに乗る映画に出ていればいいのです。」

ふたご2  「ラクダかなんか?」

ふたご1  「石油王です。」

ふたご2  「確かにイスラム圏やけどね。」

ふたご1  「ディカプリオが石油王の肩に乗り、恋や冒険を繰り広げるのです。」

ふたご2  「へー。」

ふたご1  「しかし、石油王がある日突然倒れるのです。石油王の肩はもうボロボロ!もうあの必殺魔球OPECボールを投げることが出来ない!なぜだ!石油王!」

ふたご2  「ディカプリオが肩に乗ってるからや。」

ふたご1  「しかし石油王は最後の力を振り絞り、自分が生まれた油田に帰っていきます。」

ふたご2  「鮭か。」

ふたご1   「そしてあふれだす原油につかりながら、石油王は卵を産みます。目には涙を浮かべながら…。」

ふたご2  「今度はウミガメか。」

ふたご1  「後に残されたのは真っ白な小さいタマゴ。」

ふたご2  「ほー。」

ふたご1  「と、その上のディカプリオ。」

ふたご2  「降りんかいディカプリオ!」

ふたご1  「この映画を見たアフガニスタンの人々はそう思い、ディカプリオに対する怒りで国中が沸き立つわけです。」

ふたご2  「「怒りのアフガン」というオチやね。」

ふたご1  「コクヨが「身伸爽快チェアー」を2月1日に新発売するそうです。」

ふたご2  「椅子を売るのが商売やからね。」

ふたご1  「いや、この椅子の素晴らしいところは、腰掛けるだけで、座禅の姿勢と同様に背筋が自然に伸び、リラックスした状態が得られるということなのです。」

ふたご2  「なんか気持ちよさそうですね。」

ふたご1  「そして座っているうちに雑念が入ると後ろから「喝!」」

ふたご2  「それはない。」

ふたご1  「次は腰掛けるだけでキリストと同じ状態になる椅子を発売していただきたいですね。」

ふたご2  「いただきたくないだろう。」

 

1月26日、こっ。


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