びっくり!名前の由来!


サントリーは創業者鳥井信二郎さんの名からつきました。

ブリヂストンは創業者石橋正二郎さんの名を英訳したものです。

このように、たいがいのものは人の名前が元になっています。

たとえば「アコム」の「むじんくん」。一見誰もいないから「無人君」と思いがちですが
実は歴史上の人物の名がモデルになっているのです。

大石無人良房(1627-1712)。
かの大石内蔵助の一族で、浅野家からは早くから退身していたものの、
内蔵助たちの討ち入りを側面からサポートし、
討ち入りを成功させた。
このときの彼のように成功を
陰からサポートすることを目的、または思想として
この名前がつけられたのです。
では、他にはどんなものがあるでしょうか。


釈迦(前463?−前383?)
本名ゴータマ・シッタールダ。
世界四大聖人の一人で仏教の開祖。


さて、彼の名前をとったものはたくさんありますが
ちょっと意外なのは
「フランスベッド」です。
フランスベッドは明治初年に開設されましたが、
当時の発明者池田音二郎は釈迦の涅槃の姿勢、
すなわち安楽な姿勢を得られる道具として
ベッドを輸入しました。
しかし明治初年頃には政府の神道保護政策の反動として
仏教に反対する廃仏毀釈運動が起こりました。
寺が破壊され、仏像や経典は焼かれ、僧侶は還俗させられました。
この情勢では仏教にちなんだ商品など出せません。
当時フランスは「仏蘭西」と書きました。
そこで仏をフランスと言い換えて商品を販売したのです。
このような例としては他に
「浅草フランス座」「フランス人形」
「『なんやお前、人と話すときにフランスパンなんかくわえたまま話しやがって。』
『くわえてへんがな。』
『くわえとるやないかこれ…あっ!』
『なんや』
『アゴや!』
『やかましいわっ!!』」
などがあります。

木曾義仲(1154-1184)
本名源義仲。平安時代末期の武将。
倶利伽羅峠の戦いで、
暴走する牛の角にたいまつをつけて、
放つという奇襲攻撃で平家軍を破り、
京都に入城し天下の三分の一を勢力下に納め、
旭将軍と称せられた。
しかし源頼朝、後白河法皇と対立し、
源範頼、源義経の軍によって討たれた。


この悲運の武将木曾義仲にちなんだ有名なものがあります。
一見それとは気付きませんが、実はそうです。
それは何かというヒントは彼の有名な戦いにあります。
倶利伽羅峠の戦いで、暴走する牛の角にたいまつをつけて放つという奇襲攻撃は
たいへんインパクトがあり、その後の戦争を一変させました。
しかし、義仲はどうしてこんな戦術を思いついたのでしょうか。
それは義仲が普段から牛をよく観察し、習性を知りぬいていたからです。
このことから義仲は牛の育成とその販売により生活していた、つまり
『牛屋』であったと見られています。
それと彼の勢いのある戦いぶりにあやかって
そのものは名前がついたのです。
もうおわかりでしょうそれは
『じどうしゃ』です。
幼少の頃義仲が児童であったこともちなんでいるのかもしれません。


では、最後に問題を出します。
「ミスタードーナツ」とは誰でしょう。


ぷっぷっぷっぷっぷーん


はい正解は
セオドア・ルーズベルト(1858-1919)
アメリカ合衆国第26代大統領。
パナマ運河敷設権の獲得、日露戦争講和の仲介など
積極的な対外政策で知られる。

また、狩猟を趣味とし、ある狩猟の際、子熊を助けた
ことからテディベアの名前の由来になった。
ここまで言えばもうおわかりですね。
「ドーナツも助けた。」のです。

また来週―。

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