突撃取材まんが

ファンシージャンプに行ってきましたの巻

ファンシージャンプを知っていますか?バンジージャンプブームのかげに隠れて野辺に咲くオオイヌノフグリのようにひっそりと咲いた、時代のあだ花。そんなファンシージャンプが滋賀県の某所で行われていると言うことを聞き、さっそく行ってきました。

迎えてくれたのは橋袋韮吉さん。ファンシージャンプの発祥地リヒテンシュタインに留学したときに始めてファンシージャンプを見ていらい、そのとりこになってしまったそう。

「ファンシージャンプは、リヒテンシュタインのA・V・オーベルトによって始められたもので、日本には三年前にやってきました。日本でできるのはここだけです。」

「始めて見たときにはびっくりしましてねえ、でも、こう、内側に沸いてくるものがありましてねえ。その感動をみんなに伝えたいと思いましてね、ここで働くようになったのです。」

「年間にどれくらいの人がこられるのですか。」

「……………………。」

聞いてはいけなかったようだ。

「ファンシージャンプというのはどういうものですか?」

「ファンシージャンプは、ですね。こ、このようにファンシーなふ、服を着てですね、ジ、ジャンプをしていただくんです。」それってただのコスプレジャンプじゃん。

「ち、中世のドレスや、フリフリのついた服を着てですね、飛ぶんです。バンジーコースなんてですね、こんなファンシーな服を着た自分がですね、落ちていくんです。それが、いいんです。す、すごくいいんです。」

どうやら橋袋さん、ただの危ない人のよう。とても帰りたいが、怖いので、一回だけ飛ばしてもらうことに。

とりあえず服を選ぶ。ドレスを選ぶとマジコルセットがついていて、大変きつい。「お、おぷしょんで、はねかざりとかティアラとか、首飾りとか、」無視することにする。

ジャンプコースには、スキーをはいてジャンプするスキーコース、その場でジャンプするその場コース、バンジージャンプといっしょのバンジーコースの三つがある。全部5000円だというので、まあせっかくなのでバンジーコースを飛ばしてもらうことにする。そして地上15メートルのジャンプ台へ。

風がびょうびょう吹いている。さすがに怖いが、後ろで橋袋が何やらぶつぶつ言っているので、ナチス・ドイツに追われるユダヤ人のような気持ちになってくる。

ぶぉうん!

感想はどうかと聞かれれば、「どうもこうもおまっかいな」と、いったところだろう。

お問い合わせは

琵琶湖ヶ丘高原スキー場

滋賀県琵琶湖ヶ丘市村田町下柳

04586218456−2−45柏22


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