ふたご1  「ボールは友達!友達がぶつかっても痛くないよ!」

ふたご2  「はあそうですか。」

ふたご1  「自民党総裁選予備選挙が始まってますがどうも橋本くんの調子が悪いようで。」

ふたご2  「なかなか支持団体が動いてくれないようですね。」

ふたご1  「橋本さんはいいですよ。今一番油が乗っていますからね。」

ふたご2  「油を塗っているのだ。」

ふたご1  「それにひきかえ小泉さんはパサパサじゃないですか。」

ふたご2  「たしかにあの人は油っけ無いねえ。」

ふたご1  「将来の日本のエネルギー問題を考えるとやはり橋本さんじゃないですかね。」

ふたご2  「橋本さんから油がわきだしてるわけではありませんよ。」

ふたご1  「がーん。」

ふたご2  「いや、がーんではなくて。」

ふたご1  「では食糧問題を考えて小泉さん。」

ふたご2  「あれは髪の毛であってもずくではありません。」

ふたご1  「がーん。」

ふたご2  「いや、がーんではなくて。」

ふたご1  「鳥取県青谷上寺地遺跡で弥生時代の人の脳が見つかったそうです。」

ふたご2  「脳というのは腐りやすいのでなかなか見つかるものではないそうですが。」

ふたご1  「ほとんど水分ですからね。しかし、この脳には核DNAというのが含まれていましてさまざまなことがわかるかもしれないそうです。」

ふたご2  「さまざまなことが。」

ふたご1  「たとえば、日本人の先祖が大陸からきたとか南方からきたとかいう話があります。そのルーツがわかるかもしれないのです。」

ふたご2  「ほお。」

ふたご1  「さらに日本人はなぜ年をとると立ち上がる時に「どっこいしょ」というのかも解明されるでしょう。」

ふたご2  「そんなことも弥生人の脳からわかるんですか。」

ふたご1  「わかります。DNAのそこらへんでどうこうしてたとかいうことで大体のことはわかります。今まで見つかった最古の脳、米フロリダ州の湿原で約7000年前の先住民の脳のDNA解析によりますと、立ち上がるときに「ドッコイセッノセッ」と言っていたそうです。」

ふたご2  「「ドッコイセッノセッ」てなんで言うねん。日本人と違うがな。」

ふたご1  「そこです。それを聞いたときに私も大きなショックを受けました。」

ふたご2  「がーん。」

ふたご1  「茶々を入れるな。」

ふたご2  「お前の話は9割方茶々や。」

ふたご1  「つまりこれはある重大な事を示唆しているのです。そう、世界史を塗り替える一大仮説を…。」

ふたご2  「…もしかして「古代アメリカは日本だった!」とか言うんちゃうやろな。」

ふたご1   「そんな荒唐無稽なことではありません。黙っといてください。」

ふたご2  「がーん。」

ふたご1  「「どっこいしょ」と極めてよく似た「ドッコイセノセッ」…。これがはるか遠くのアメリカで同じ言葉が本能的に使われていた…。つまり、日本と古代フロリダの生活環境が極めてよく似ていたということです。」

ふたご2  「気候とかが似ていたということですか。」

ふたご1  「一番影響があるのはやはり食べ物でしょう。古代フロリダ人と日本人はたいへんよく似た物を食べていた…。それはなぜか?そのことを証明する答えはひとつしかありません。」

ふたご2  「なんですか。」

ふたご1  「「古代フロリダと日本はおとなりさんだった!」」

ふたご2  「はあ!?」

ふたご1  「

「あ、ちょっとカレー作りすぎてしもた。どないしょう。そうや、お隣のフロリダさんとこにおすそ分けしよ。」

「あらあっ、お隣の日本さんとこの奥さん、どないしはりましたん。」

「いや、ちょっとカレー作りすぎてしもて。よかったら食べてくれはります?」

「いやあ悪いわあ。いつもいつももろてばっかりで。」

「何言うてますのん。フロリダさんとこにはこっちこそもろてばっかりで。この間も赤福もらいまして。そや、あのお礼まだしてませんわ。」

「何言うてますのん。いつでもよろしいがな。」


と、おたがいのおすそ分けをつづけ、食生活が似てきたのです!」

ふたご2  「日本とフロリダのどこがおとなりさんや!」

ふたご1  「そのへんはほら、フィーリングで。」

ふたご2  「しばくぞボケ。」

ふたご1  「つまり世界はみんなお隣さん同志だというわけですよ。」

ふたご2  「なかよくしろと。」

ふたご1  「住んでいる人の顔も知りませんけどね。」

ふたご2  「ドライやね。」

 

4月20日、大地翔て。

 


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