ふたご1 「ぱんぱかぱんぱんぱんぱんぱん。」
ふたご2 「はいどうもどうも。」
ふたご1 「アメリカ移民局は中東バーレーン王国のメリアム・アル・ハリファ王女に米国の永住権を与えたそうです。」
ふたご2 「なんですか。」
ふたご1 「1999年に海兵隊員と駆け落ちしたんだそうですね。バーレーン政府は当然強制送還を求めていたのですが、このたび永住権が認められたということは、アメリカはこの恋を認めたというわけです。」
ふたご2 「何しろ自由の国アメリカですからね。」
ふたご1 「そしてこのアラブのロマンチックな出来事にリスペクトされてイラクのフセイン大統領もがんばりましたよ。」
ふたご2 「リスペクトは尊敬という意味なのだが。フセイン大統領がどうかしたかね。」
ふたご1 「恋愛小説を書いたそうです。」
ふたご2 「うわあ。」
ふたご1 「「ザビバと王」というタイトルで、ロンドンを拠点とするアラブ紙がフセイン大統領の書いたものだとして今年のはじめに報道していたそうです。」
ふたご2 「あんなヒゲのおっさんがねえ。」
ふたご1 「どんな内容なんでしょうか。」
ふたご2 「いや、まったく想像がつきませんが。」
ふたご1 「登場人物はきっとザビバという美しい女と、王は美しいヒゲが生えたたくましい男なのでしょう。」
ふたご2 「アラブだからね。」
ふたご1 「舞台は湾岸戦争華やかなりし頃のアラブ!」
ふたご2 「華やかなりし言うな!」
ふたご1 「鬼畜米英の理不尽な侵略に対抗し、必死で国を守ろうとする王!」
ふたご2 「まさにフセイン大統領じゃないですか。」
ふたご1 「そんな王様に人知れず思いを抱くザビバ!しかし鬼畜米英の攻撃はいよいよ激しさを増し、ついに首都までが敵のミサイルをうちこまれるようになる!王の身に危険が迫っていると知ったザビバはいてもたってもいられず表に飛び出す!そこに敵のパトリオットミサイルが!」
ふたご2 「うわあ。」
ふたご1 「どっかあああん…。ザビバはしばらくして気がついた。しかしザビバはかすり傷ひとつ負っていない。はっとあたりを見回すと、そこにはボロボロになった王の姿が!王が身をていしてミサイルから守ってくれたのだ!」
ふたご2 「身をていしたところでミサイルから守れるかっ!!」
ふたご1 「
ザビバ 「王様!いったいなぜこんなことを…。」
王 「ふ…たった一人の好きな女も守れないようで何が王だ…。そう思ったのだ・・・。」
ザビバ 「!」
王 「これから鬼畜米英の攻撃はますます強力になる…。後を頼んだぞ…ザビバ…。」
ザビバ 「王様…王様―――――――――ッ!!」
」
ふたご2 「…。」
ふたご1 「王様の身体を抱えたザビバの頬に…一筋の美しい、ヒゲが…。」
ふたご2 「ヒゲかっ!!」
ふたご1 「それからというもの、アラブの人にはだいたいヒゲが生えているようになったとさ。めでたしめでたし。」
ふたご2 「そんな終わり方すんな!」
ふたご1 「あと、CIAの分析によるとフセイン大統領自身が執筆したものではないそうです。」
ふたご2 「じゃあこんな話すんな。」
ふたご1 「王様つながりでルーマニアのミハイル前国王が帰国したそうです。」
ふたご2 「ブルガリア国王に続き。」
ふたご1 「しかしミハイル前国王が追放以前に所有していた不動産の50%について所有権回復を認める法案が国会を通過したりして、選挙に立候補もできないブルガリア前国王シメオン2世とはえらい違いですね。」
ふたご2 「なんでしょうこの違いは。」
ふたご1 「かつてのルーマニアの独裁者、チャウシェスク大統領への民衆の抗議が高まっている時にミハイル前国王は亡命先のパリでチャウシェスク打倒を呼びかけたのです。これがルーマニア革命に大きな支援を与えたということではないでしょうか。」
ふたご2 「そうでしょうか。」
ふたご1 「つまりブルガリアのシメオン2世もこれからどんどん応援していけばいいんじゃないんじゃないですか。そうすればブルガリアの人たちもシメオン2世に好感情を抱いてくれるわけです。」
ふたご2 「応援?」
ふたご1 「サッカーのナショナルチームやテニス選手のマグダレナ・マレーバや人気女性ロック・シンガーMILENAなどの観客席には必ずシメオン2世が。」
ふたご2 「うっとおしいおっさんやなあ。」
ふたご1 「これをつづけていれば必ずブルガリア国民も首をタテにふってくれるはず!」
ふたご2 「どうかなあ。」
ふたご1 「ちなみにブルガリアでは首を左右に振ると「YES」、縦に振ると「NO」となります。」
ふたご2 「じゃあいいや。」
ふたご1 「最後にプチ情報。森前首相が「首相官邸におばけが出る」と言ってましたがタイの首相官邸にもでてるそうですヨ!」
ふたご2 「ヨ!じゃねえよ。」
5月25日、自由連合、参院選候補として元タイガーマスク佐山聡に続き女子プロレスラーの堀田祐美子氏を擁立。