ふたご1  「最近のー若いやつー。」

ふたご2  「6月ですねえ。」

ふたご1  「最近電車の中で目があったからといって殴ったり、刺したり、スプレーをかけたりするのがヤングの流行ですが。」

ふたご2  「ありますねえ。」

ふたご1  「目があうと攻撃に出るというのはニホンザルの習性と同じなんですね。」

ふたご2  「そうですねえ。」

ふたご1  「ですから最近は若者のニホンザル化が進んでいるのではないかと愚考するわけです。」

ふたご2  「愚考だねえ。」

ふたご1  「ですから、ラッキョを与えると皮をむいたり、冬になると木の皮をむいて食べたり、温泉に入っていたりしたら、疑ったほうがいいですね。」

ふたご2  「温泉ぐらい入れさせてやれよ。」

ふたご1  「だいたいその温泉ブームに問題があったのです。誰も彼も無反省に猿真似をして!」

ふたご2  「猿真似。」

ふたご1  「どんなに着飾ったところで猿に烏帽子で猿も木から落ちるということも知らずに猿の尻笑いじゃないですか。それを犬猿の仲のように装ってもに沐猴して冠す尻焼猿の悲しさ、猿賢さを誇るばかりで心の猿を抑えることもしないのです。窮猿、林に投じて木を択ぶに暇あらずということですな。」

ふたご2  「まったく意味がわかりませんが。」

ふたご1  「馬と猿って仲がいいんですってね。」

ふたご2  「知らんがな。」

ふたご1  「上海に上海ファイブ結集!」

ふたご2  「なんですか上海ファイブ。」

ふたご1  「中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタンでつくる地域協力組織だそうです。」

ふたご2  「G7みたいなもんですな。」

ふたご1  「議題はどこがレッドか。」

ふたご2  「知らんがな。」

ふたご1  「エジプト当局がゴーサインを出した!」

ふたご2  「何に。

ふたご1  「まわしに。おけつまるだしですからね。」

ふたご2  「なるほど。」

ふたご1  「これでピラミッドでもスフィンクスでも思うさま相撲がとれるわけです。」

ふたご2  「とるなよ。

ふたご1  「このことに感謝して日本も包帯にゴーサイン。これで国技館でもどこでもミイラになれますね。」

ふたご2  「なるなよ。

ふたご1  「よーしボクも平泉の中尊寺でミイラだ!」

ふたご2  「そこには先客がいるから。」

ふたご1   「発泡酒の競争が激化していますねえ。」

ふたご2  「アサヒの発泡酒が売れているようですねえ。」

ふたご1  「そこでサントリーが新発泡酒「風呂あがり<生>」を発売!」

ふたご2  「確かに風呂あがりのビールはうまいといいますが。」

ふたご1  「ですからきっとほかのメーカーも「ナイター<生>」とか「砂漠<生>」とか「飢餓<生>」とか出しますよ。」

ふたご2  「まあたぶんうまいでしょうがねえ。」

ふたご1  「それほど仁義ない発泡酒戦争ですが、一番売れているアサヒの宣伝が問題があるとキリンビール、サッポロビール、サントリー、オリオンビールの各社が参加している「発泡酒連絡協議会」が公正取引委員会に是正措置を申し立てたそうですよ。」

ふたご2  「「発泡酒独特のにおいや水っぽさを取り除いた」とかいうてますから、じゃあこれまでの発泡酒はにおって水っぽいんかいということになりますな。」

ふたご1  「もうちょっと言い方をかえて「独特のにおいや水っぽさでは発泡酒様にはとてもとてもかないません。」とかいえばよかったのにね。」

ふたご2  「下手に出ればいいというもんじゃないでしょうが。」

ふたご1  「しかしこんなに発泡酒が売れるというのはなぜなのでしょうか。」

ふたご2  「まあすっかり定着しましたねえ。」

ふたご1  「発泡酒が売れるのだから発泡茶や発泡パソコンや発泡写真週刊誌なんかも出せば売れるんでしょうねえ。」

ふたご2  「どう発泡させんねん。」

ふたご1  「そこはそれ、月亭発泡師匠におねがいして。」

ふたご2  「わあ。」

 

6月1日、さ、それやがな。


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