ふたご2 「すりおろす季節かね。」
ふたご1 「アメリカの食事が日本人に浸透して久しいですが。」
ふたご2 「「すべての日本人にハンバーガーを食べさせて日本人を金髪にする。」と言うてた人もいますねえ。」
ふたご1 「JR東日本の関連会社がアメリカからの輸入弁当「Oh―Bento」を都内の26駅で発売したそうです。」
ふたご2 「輸入弁当?」
ふたご1 「アメリカでとれた素材をアメリカで調理してアメリカで冷凍してアメリカから運んできた弁当なのです。」
ふたご2 「コストはかからんでしょうね。」
ふたご1 「「鶏肉ごぼう照り焼き弁当」「牛すき焼き風弁当」「鮭ちらし弁当」などで、ゆくゆくはアメリカなど世界各地で発売し、弁当に「弁当革命」をもたらすとのことです。」
ふたご2 「弁当革命ねえ。」
ふたご1 「しかし、革命をもたらすのならもうちょっとアグレッシブな弁当でなければならないでしょう。」
ふたご2 「弁当の中身はそんなに革命してもらわなくていいですよ。」
ふたご1 「大福の世界に革命をもたらしたイチゴ大福のように!」
ふたご2 「弁当にフルーツを入れようとするな!」
ふたご1 「おや、あなたは酢豚にパイナップルが入っているのは許せないタイプの人種ですか。」
ふたご2 「まあそうですね。」
ふたご1 「私は靴の中に酢豚が入っているのが許せないタイプの人種です。」
ふたご2 「誰でもや。」
ふたご1 「日本の区分法では「木になっているのが果物」で、「草から生えているのが野菜」なので、イチゴもパイナップルもバナナも野菜なんです。大根やピーマンと同じ野菜ですから、別に料理に入っていても何にもおかしくないです。」
ふたご2 「そういわれればそうかもしれんがね。」
ふたご1 「したがってこの程度で革命が達成できると思ったら大間違いです。」
ふたご2 「何を入れるつもりだあ。」
ふたご1 「そういう発想がすでに革命向きではないです。逆です。抜く方向でいくのです。」
ふたご2 「抜く?」
ふたご1 「梅干しやシャケや卵焼きや赤飯などの、弁当のすべての色素を抜いて全部真っ白な弁当にするのだ!」
ふたご2 「意味あんのか!」
ふたご1 「そんな口答えをする子は弁当抜きザマス!」
ふたご2 「そこまで抜くな!そんなしょうもない革命で!」
ふたご1 「革命は、未だ成功せず、同志須く努力すべし…。」
ふたご2 「なんだかなあ。」
ふたご1 「モナコのアルベール皇太子がロシアのプーチン大統領との柔道対決を希望。」
ふたご2 「たいけつ。」
ふたご1 「幼少のころから柔道をたしなんでいたのでほんの少し練習すればカンが戻るだろうということで、実現すれば世界初の首脳級柔道が実現しますね。」
ふたご2 「首脳級。」
ふたご1 「こういうふうに首脳同士の交流が深まればいろいろな勝負が見られますね。」
ふたご2 「他になんかあるのかね。」
ふたご1 「たとえば日本の小泉首相と同じ趣味を持つ国家元首を世界中から探してきて勝負するとかね。」
ふたご2 「無理に勝負せんでも。」
ふたご1 「さあ、王者小泉純一郎、世界の国家元首界で最強といわれたその男に、いま挑戦者が現れました!アメリカ合衆国のブッシュ大統領がいまリングに上がります!」
ふたご2 「たいそうだな。」
ふたご1 「えー、それでは皆様ご唱和ください。」
ふたご2 「でてくるのか。」
ふたご1 「さあ今ゴングがなりました!小泉首相、ジャブを放って挑戦者を牽制しています!それに対しブッシュ大統領は攻撃をする隙を見出せないかのようです!」
ふたご2 「ボクシングかね。」
ふたご1 「おおーっとここでブッシュ大統領、紅だ!紅をはなった!しかし小泉首相、Xジャンプでそれをかわす!そして小泉、WEEK ENDだー!!そしてたたみかけるようにSay Anything!決まったー!!小泉首相、三度目の防衛を3分28秒、Say Anythingできめましたー!!」
ふたご2 「もしかして。」
ふたご1 「世界国家元首級X-JAPANチャンピオン、小泉純一郎三度目の防衛です!」
ふたご2 「ダーッ!!」
7月20日、海の日ですが、海ひとつない青空です。