ふたご1  「悲しみをずるずるとすすって生きる。」

ふたご2  「しんきくさいねえ。」

ふたご1  「辛気臭いといえばたいへんなことがわかりましたよ。」

ふたご2  「なんですか。」

ふたご1  「タバコの煙が肺ガンの原因になるという話ですが。」

ふたご2  「はい。」

ふたご1  「なんとその40倍もガンを引き起こす可能性が高いものが見つかったそうです。」

ふたご2  「そんなものがあるんですか。」

ふたご1  「台湾の成功大学の調査によると寺院などで燃やされている線香の煙にベンゾピレンという発ガン性物質がふくまれているそうですよ。」

ふたご2  「ほんとなんですか。」

ふたご1  「成功大学の調査に失敗はないっ!!」

ふたご2  「名前だけで判断するなよ。」

ふたご1  「まあ日本のお参り用線香やアロマテラピー用の線香に含まれているかどうかは成功大学も調査していないのですがね、今まで安全だと思っていたものも安全ではないかもしれません。」

ふたご2  「意外とそんなものがあるかも知れませんねえ。」

ふたご1  「たとえば、早口言葉です。」

ふたご2  「はやくちことばあ?」

ふたご1  「隣の竹垣に竹立てかけた。」

ふたご2  「それが発ガン性があるんか。」

ふたご1  「早口言葉の「早く言わなければならない」「間違えずに言わなければならない」「言葉自体の意味がよくわからない」これらの条件が重なることによるストレスはかなりの発ガン性があるわけですよ。東京特許許可局。」

ふたご2  「いや発ガン性とはいいきれんだろう。」

ふたご1  「この早口言葉の「早」は「早く世を去る」の早ですから。バスガス爆発。」

ふたご2  「違うってば。」

ふたご1  「とにかく早口言葉には気をつけなければならないのですよ。赤チャウシェスク処刑、青チャウシェスク処刑、茶チャウシェスク処刑。」

ふたご2  「冷戦の終結を早口言葉にするな。」

ふたご1  「軽薄短小が叫ばれて久しいこの世ですが。」

ふたご2  「そんな言葉久しぶりに聞いたわ。」

ふたご1  「東大、女子医科大、東京理科大が共同で2平方センチメートルのスライドガラス上に1万個のミニ肝臓を配列、育成することに成功したそうです。」

ふたご2  「2平方センチに1万個ですか。」

ふたご1  「肝臓ちっちゃいね。」

ふたご2  「あ、タモリさん。」

ふたご1   「これでゆくゆくは完全な人工肝臓を作ることが可能になりますよ。」

ふたご2  「そうですねえ。」

ふたご1  「人造フォアグラもすぐできますね。」

ふたご2  「人造で肝硬変作るなよ。」

ふたご1  「そしてやがては人造眼球も夢ではないでしょうね。」

ふたご2  「そうですねえ。」

ふたご1  「ちっこいのをいっぱい作って人間複眼化もできるでしょうね。」

ふたご2  「想像すると気持ち悪いなあ。」

ふたご1  「さらにミニホクロ。ホクロはどうも目立つと思っているあなたも、このミニホクロなら誰にも気付かれずにホクロがつけられます!」

ふたご2  「ホクロの意味ねえよ。」

ふたご1  「カナダの女性団体がカナダ国歌の変更を求めているそうですよ。」

ふたご2  「君が代問題みたいなもんですか。」

ふたご1  「まあそんなもんですよ。現行の歌詞に「息子たち」というのがあるんですが、それを「われわれ」、「心」、「命」のいずれかに変更してほしいとのことです。」

ふたご2  「女性を含まないと解釈されるからね。」

ふたご1  「ですから日本も国歌の歌詞を変えてみましょう。「われわれが代」」

ふたご2  「ものすごくえらそうな国民だなあ。」

ふたご1  「もしくは日本の食文化を代表する点で「魚が代」。」

ふたご2  「なまぐさい時代だなあ。」

 

8月3日、「俺が代」。


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