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なあホームズ。 | ||
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そりゃ不景気な顔もするさ。 実際に不景気なんだから。 |
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体験したのかよ 神武景気とイザナギ景気。 |
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しないよ |
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…君と僕の間に距離があることが残念だよ。 ホームズ。 |
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無いよ。 何しろハドソン夫人は今出かけているんだ。 もう少し我慢しろよホームズ。 |
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…もしかしてホームズ、 フィッシュ&チップスとローストビーフが なんなのか よく知らないんじゃないか? ただ、イギリス人の食い物といえば それしか知らないから適当に 言っているんじゃないか。 |
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お茶漬けにするとうまいんだ。
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古い手法だよホームズ。 | ||
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まだその方が よかったかもしれないね、ホームズ。 でもさっきの流れではそのノリは出しづらかったね。 |
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あ、どうやらハドソン夫人が 帰ってきたようだよ。 |
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そうですか、それではお通ししてください。 あとフィッシュ&チップスとローストビーフを 頼みますよ。大至急だ! |
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…なんだかフィッシュ&チップスと ローストビーフは来ない気がするよ。 |
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まだ依頼人に会ってもいないのに どうしてこれが難事件だとわかるんだい? |
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つまり? | ||
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ぶっとばすぞ。 | ||
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ホームズさんホームズさん、 お客様ですよ。 ワトスンさんワトスンさん。 |
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まあおかけなさい。 こちらは私の友人のワトスン博士。 で、今日はどのようなご用件が あってこられたのかね。 |
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クレイダーマン卿というと あの海軍大臣のかい? |
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ふむ…。 クレイダーマン卿がね…。 おそらくその依頼というのは クレイダーマン家に伝わる秘宝 「緋色のダイヤモンド」に関するお話では ありませんか? |
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勘です。
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まあそのへんは 追々な。 |
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ふむ…ではそのいきさつを詳しく教えて もらえますか。 |
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やな家だなほんとうに。 | ||
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そりゃそんな目立つところに おいておいたら盗んでくださいと 言ってるようなものだからね。 |
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しかしそれでも 一人や二人の不心得者も 出るでしょう? |
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全然人々を信用してないじゃないか。 で、そんなにたくさんのガードマンの誰一人も 気づいていなかったというのかい? |
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となると一番あやしいのは 執事のクレッグということになるね。 |
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…いやあ、たぶんそのうち裏切るよ。 | ||
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そうだね、衆人環視の中で いったいどうやってダイヤモンドを とっていったのか…。 |
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そういえば、まだあなたのお名前を 聞いていませんでしたな。 あなたのお名前は? |
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わかった!犯人はクレッグだ!!
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