ふたご1  「ほかほか嫁いびりストーリー!」

ふたご2  「人情もんにするなよ。」

ふたご1  「ノーベル賞の制定者アルフレッド・ノーベルの子孫がノーベル賞に猛抗議!」

ふたご2  「何か問題でも。」

ふたご1  「「経済学賞」を賞の対象とするのはアルフレッドの意思にそぐわないと抗議しているのです。」

ふたご2  「「人類の平和・福祉に貢献した人々」に与えられる賞ですからね。経済というのは必ずしも平和に貢献するものではないと。」

ふたご1  「ノーベル経済学賞を受賞したマートン、ショールズ両氏がヘッジファンドで大失敗ということもありますからね。経済学賞に今ひとつ権威がないというところも問題ですな。」

ふたご2  「まあ経済学者で投機で大成功した人間はあまりいませんからね。」

ふたご1  「日本でいうと直木賞を取った人間の小説が以後さっぱりみたいなもんですからね。考えられませんね。」

ふたご2  「いや…。」

ふたご1  「でも逆にもっとどんどん部門を増やしていくと面白いかもしれませんね。」

ふたご2  「面白いかなあ。」

ふたご1  「ノーベル天皇賞(春)とかね。」

ふたご2  「競馬か。あとなんかまぎらわしい。」

ふたご1  「直木植木賞とかね。」

ふたご2  「木にやるのかその賞は。」

ふたご1  「芥川不安賞とかね。」

ふたご2  「これはまたぼんやりとした。」

ふたご1  「2002年1月の欧州通貨統合を目前にして新たな問題が!」

ふたご2  「なんでしょう。」

ふたご1  「一部のユーロ硬貨にニッケルが大量に含まれているため、金属アレルギーの人には皮膚の炎症や、かゆみなどを引き起こす可能性が!」

ふたご2  「そりゃ困った。」

ふたご1  「お買い物をしてはかいかい。おさいせんを投げてはかいかい。」

ふたご2  「そんな状況になったらいやだなあ。」

ふたご1  「トレビの泉なんかかゆみの泉といってもいいくらいですよ。」

ふたご2  「そんなに水にとけるのか、ニッケル。」

ふたご1  「ヨーロッパの24時間テレビの会場は涙とかゆみでいっぱいです。」

ふたご2  「ヨーロッパにあんのか。」

ふたご1  「アメリカにテロと並ぶ新たなる脅威が!」

ふたご2  「ええっ、なんかあった?」

ふたご1   「これはおそろしいですよ、場合によっては政府の壊滅もありえますからね。」

ふたご2  「なんなんですか、その新たなる脅威は!」

ふたご1  「まあ落ち着いてください。世界を揺るがすことですからね。落ち着いて聞いてください。」

ふたご2  「わかりました。それではどうぞ。」

ふたご1  「孫です。」

ふたご2  「…今、落ち着きすぎてよくわからんかったけども。」

ふたご1  「孫です。」

ふたご2  「何の孫がアメリカ政府を壊滅させるんや!」

ふたご1  「オニール財務長官が感謝祭休日に、孫らとアメリカンフットボールをして遊んでいた際にけがを負っているんです。幸い軽傷でしたが、孫どもが財務長官に対して攻撃を仕掛けたことは間違いないでしょう。」

ふたご2  「アメリカンフットボールのな。」

ふたご1  「この攻撃に勢いづいた孫たちの次の標的は国防長官か国務長官か、はたまた大統領か!」

ふたご2  「やかましい。」

ふたご1  「CIAはすでにワシントンの孫をすべて撤去したといいます。」

ふたご2  「すんなよ。」

ふたご1  「しかしこれに便乗したテロが早くも計画されているといううわさ。」

ふたご2  「便乗すんなって。」

ふたご1  「政府首脳たちの背中にユーロ硬貨を入れるという恐るべき計画!」

ふたご2  「孫の手も撤去したんかいっ!」

 

11月30日、如意。


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