ふたご1 「桃太郎さん桃太郎さん、お腰につけたサロンパス、一つ私にくださいな。」
ふたご2 「どんな趣味だ。」
ふたご1 「田代まさしやウィノナ・ライダーのように芸能人の不祥事が相次いでいますがとんでもない大物まで出てきましたね。」
ふたご2 「なんなんですか。」
ふたご1 「ジョージ・ハリスン、死亡場所が架空。」
ふたご2 「架空って、どういうことですか。」
ふたご1 「ジョージ・ハリスンの死亡証明書に記された死亡した場所が、実際には存在しない場所だったのです。」
ふたご2 「ふうん。」
ふたご1 「ということはジョージ・ハリスンは本当は生きているのかもしれませんな。」
ふたご2 「死亡場所の記載だけでニセと断定すんなよ。」
ふたご1 「戸籍上ではその存在を抹殺されたジョージ・ハリスン。しかし死んだはずの彼は政府の秘密諜報員となっていたのだ!」
ふたご2 「なんで元ビートルズを諜報員にせんといかんのだ。」
ふたご1 「実はジョン・レノンも生きていて、諜報員となっているのです。」
ふたご2 「だからなんで元ビートルズを諜報員にせんといかんのだ。」
ふたご1 「あのビン・ラディンのビデオを隠し撮りしたのもジョン・レノンです。」
ふたご2 「だ・か・らなんで元ビートルズを諜報員にせんといかんのだ。」
ふたご1 「そのへんがビートルズ・マジックというやつです。全世界を魅了したビートルズサウンド…あれをつかえば諜報活動など楽ちんですからな。」
ふたご2 「どう楽ちんなのだ。」
ふたご1 「まず敵の情報員から情報を取るためにビートルズサウンドでめろめろにしてしまいます。何しろ旧共産圏の諸国にはビートルズは西側退廃の象徴として厳しく禁止されていましたからな。もし、国中の若者がビートルズサウンドを聞けば社会主義体制が崩壊する…それくらい威力があることは認識されていたのです。」
ふたご2 「まあそれはそれでええわ。せやけど諜報員やったら敵の刺客に追われることもあるでしょう。ミュージシャン上がりがそのへんはどうしたらええんですか。」
ふたご1 「そんなもんビートルズサウンドを聞かせてやったら卒倒しますがな。」
ふたご2 「最近の若いもんはせんだろ、卒倒。」
ふたご1 「さあ、あとひとり。」
ふたご2 「リンゴはどうした。」
ふたご1 「さあいよいよ大詰めとなりましたタリバン戦ですが、彼らの使っている無線機は日本製だそうです。」
ふたご2 「まあコーランには存在すら書かれていない日本ですが、こういった形でアフガンに関わっていたのですね。」
ふたご1 「ソ連のアフガン介入の時にはゲリラや難民でさえもソニーのラジカセを持っていたそうですからね。日本とアフガンの関係はかように深い。」
ふたご2 「なるほどねえ。」
ふたご1 「そこでですね、今後のアフガンのためにもっと日本製のものをつかってもらえば復興に役立つのではないでしょうか。」
ふたご2 「なんでしょうか。」
ふたご1 「たとえば戦う時も旧ソ連製のカラシニコフじゃなくて日本製のガンコン2で。」
ふたご2 「プレステ用かい。」
ふたご1 「子供達の娯楽凧揚げも日本製のやっこダコでね。」
ふたご2 「ほう。」
ふたご1 「新政権の閣僚も日本製のリカちゃん人形でね。」
ふたご2 「傀儡政権かいっ!」
ふたご1 「サイレントシリーズでおなじみのヤマハが誰にでも弾けるギターを発売しました。」
ふたご2 「誰にでも。」
ふたご1 「ピアノとかで鍵盤が光って次の鍵盤を教えてくれるのがあるでしょう。あれと同じようにフレットが光って押さえる弦を教えてくれるのですよ。」
ふたご2 「でもそれでも弾けない人は弾けないでしょう。」
ふたご1 「さらに「押さえなくてもコードを勝手に押さえてくれるモード」というのもあるのです。」
ふたご2 「なるほど。それだったら弦を鳴らすだけでメロディーになるわけですな。」
ふたご1 「さらに弦にさわらなくても勝手に鳴ってくれるといいですな。」
ふたご2 「そりゃギターじゃないなあ。」
ふたご1 「欲を言えば買わなくても鳴ってくれるとさらにいいですな。」
ふたご2 「欲を言いすぎだ。」
ふたご1 「このギターを、ジョージに捧ぐ…。」
ふたご2 「ギタリストに捧げるもんとちがうわ!」
12月14日、100本限定発売さ。