ふたご1 「武田鉄也というのは「武力として使える田は鉄製の田也」という後梁の武帝の言葉です。」
ふたご2 「なんばしょっと。」
ふたご1 「イギリスの経済紙の報道によると、中国の国家主席専用機から盗聴器が多数発見されたそうです。」
ふたご2 「ほお。それはたいへんだ。」
ふたご1 「専用機はアメリカのボーイング社製で、内装はアメリカの別会社が行ったそうです。」
ふたご2 「それじゃ盗聴器を仕掛けたのはアメリカの可能性が高いですねえ。またアメリカと中国がもめるんじゃないですか?」
ふたご1 「しかし中国外務省の孫玉璽報道官は「専用機内でそのような調査をしたという事実はない。今回のことが米中関係に影響することはない。」といいました。おかしな話ですね。」
ふたご2 「それじゃ、中国政府がトラブルを回避しようとしたんじゃないですか。」
ふたご1 「盗聴器が影響しないなら、いったい何が発見されたら影響がでるのか。」
ふたご2 「まあそれにはいろいろあるやろうけども。」
ふたご1 「たとえば。豆腐、が機内に仕掛けられていたらどうでしょうか。」
ふたご2 「何の目的があって豆腐を仕掛けんといかんのだ。」
ふたご1 「いいですか。アメリカは日本で消費される大豆の90%を生産しているのです。そして中国も大豆の一大産地です。中国はWTO加盟により輸出をますます拡大する方針です。ネギ、シイタケの日本への大量輸出の次は、大豆です。中国はアジア有数の大豆消費国日本を狙っているのです。しかし、アメリカも沿う簡単に重要な市場日本市場を手放すわけがありません。食料の輸出は場合によっては相手の死命を制することができるのです。今ここで日本の食料を中国に握られるのは、アメリカの国防上にもたいへんな問題です。つまり大豆をめぐる貿易戦争が米中の間で始まる…その宣戦布告のメッセージとして、大豆製品の豆腐を中国の主席に仕掛けるのです。」
ふたご2 「まあなんかそれらしい話やけども。」
ふたご1 「さらにいえば豆腐といえばアメリカ人にとってはヘルシーフードの代表です。ヘルシー、つまり健康作りに関しては中国人は誰でもあるものを思い浮かべます。太極拳。太極拳といえば法輪功です。そう、中国に大弾圧された太極拳を元にした宗教団体法輪功を思い出させるものなのです。これによりアメリカは暗に中国の人権弾圧を表象しているのです。」
ふたご2 「暗にもほどがある。」
ふたご1 「ですから、豆腐一つで米中全面戦争が場合によっては起こりかねないのです。」
ふたご2 「いやなきっかけだなあ。」
ふたご1 「ですから、あなたも飛行機に豆腐が仕掛けられていたら、中国主席が見る前に勇気を出して豆腐を食べましょう。あなたの勇気が、戦争を防ぐのです。」
ふたご2 「まあ、主席が乗るような飛行機には乗らへんとは思うけど、努力します。」
ふたご1 「がんばってください。アメリカはさまざまな手段で豆腐を主席専用機に仕掛けようとしますからね。」
ふたご2 「まあそうでしょうね。たとえばどんなのですか。」
ふたご1 「たとえばスチュワーデス。これが妙に色白でのっぺりとした顔をしていたら要注意です。豆腐の可能性があります。」
ふたご2 「そんなに堂々と乗り込んでくるんかい。」
ふたご1 「スチュワーデスの顔色が妙に灰色っぽい場合も要注意です。ゴマ豆腐の可能性があります。」
ふたご2 「ゴマ豆腐は大豆やなくてゴマや!」
ふたご1 「スチュワーデスの顔色が白くて、体温が妙に冷たくて甘いシロップなんかでひたしてあってフルーツなんかのせてあったりした場合も…。」
ふたご2 「杏仁豆腐も大豆と違うわっ!」
ふたご1 「プロ野球の審判団がNHKと民放各社に対し、審判の権威を失墜させる内容の放送を自粛するよう申し入れることを決めたそうです。」
ふたご2 「審判の権威を失墜って?」
ふたご1 「珍プレー集とかです。」
ふたご2 「あれで失墜か。」
ふたご1 「「みのもんたむかつく。」ということなのでしょう。」
ふたご2 「まあ、みのもんたのナレーションでしょうなあ。」
ふたご1 「審判団は健康健康といって、奥さんに毎日毎日みのもんたのすすめる材料を使った料理を食べさせられる日々にうんざりしていたのです。」
ふたご2 「そっちかい。」
ふたご1 「そんなみのもんたに仕事の様子を面白おかしくナレーションされては、審判団はたまったものではありません。なんだ、俺の人生はみんなみのもんたか。みのもんたに支配されているのか。」
ふたご2 「違うとは思うが。」
ふたご1 「ですから、「審判団のほうがみのもんたよりえらい」という番組を放送しなければ審判団はおさまりませんよ。」
ふたご2 「どういう番組ですか。」
ふたご1 「長い棒と、踏み台をおいて、どちらがはやくバナナを取れるかという…。」
ふたご2 「ますます権威失墜するわ!」
ふたご1 「人数が多い分だけ審判団が有利ですね。」
ふたご2 「ますますアホみたいじゃないか。」
ふたご1 「まあでも珍プレー集がなくなったらますます野球ファンは減ってしまいますよ。ファンが少ない少ないと言ってる現状で珍プレー集をなくすのは自分たちの首をしめてるのと同じことですよ、審判団の方々。」
ふたご2 「それはそうやねえ。」
ふたご1 「珍プレー集がいやだというのなら、むしろ面白い格好やポーズをとって、プレーなんかより自分たち審判のほうが珍になったほうがいいじゃないですか。」
ふたご2 「なにがいいじゃないですか。や。」
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