ふたご1  「謹賀新年であります。」

ふたご2  「迎春であります。」

ふたご1  「昨年注目された映画で「カンダハール」という映画がありました。」

ふたご2  「事件前には「こんな重要でないことをなぜテーマにして映画を撮ったのか。」とアメリカ人記者に聞かれた映画ですね。」

ふたご1  「それに出演している俳優が20年前のイランの元外交官の暗殺の実行犯だったと米当局が断定したということです。」

ふたご2  「俳優が暗殺者だったのですか。」

ふたご1  「長い下積み生活からようやくスクリーンをかざることができたというわけですね。」

ふたご2  「ちょっと待て。暗殺って役者の下積みかい。」

ふたご1  「そうっスよ。」

ふたご2  「なんだその軽さは。」

ふたご1  「いい役者になるにはいろいろな体験をしなければならないって、先生も言ってたっス!」

ふたご2  「というか暗殺までせんでもいいだろう。」

ふたご1  「人を殺したこともない役者に殺人者の芝居ができるか!と、先生も言ってたっス!」

ふたご2  「ちょっとその先生連れて来い。」

ふたご1  「レーガンさんも大統領やアルツハイマーの経験を経ていい役者になろうとしてるんス!」

ふたご2  「レーガンはまだ下積みかっ!」

ふたご1  「ところでユーロにはもう偽札が出たそうです、」

ふたご2  「早いね。」

ふたご1  「コピー機で作った単純なものだったそうですが、このペースで行くと年内にはとんでもない偽札が出てきますよ。」

ふたご2  「そうかもね。」

ふたご1  「リリアンで作った複雑極まりない偽札とか。」

ふたご2  「リリアンてひもみたいなもん作るやつやろ。そんなもんでどうやって偽札作るねん。」

ふたご1  「どうやって作るかわからないから複雑なんじゃないですか。」

ふたご2  「そうかもしれんが。」

ふたご1  「どんなにコンピューターや高性能印刷機を使った偽札でも、そんなのは単純なものなのですよ。大体なんとなく雰囲気がつかめるじゃないですか。しかし、リリアンを使った偽札なんて皆目見当つかないじゃないですか。そういうのが複雑な偽札なのです。」

ふたご2  「たしかにわけがわからん。」

ふたご1  「複雑であればあるほど精巧なものができるはずです。偽札は精巧さが命ですからね。」

ふたご2  「そうかもしれんが。」

ふたご1  「似てる似てないは二の次です。」

ふたご2  「それが一番大切やっちゅうねん。」

ふたご1   「さて続いては年賀状の話題です。」

ふたご2  「お正月らしいね。」

ふたご1  「大韓赤十字社が北朝鮮赤十字会に年賀状を送ったそうです。」

ふたご2  「南北融和ということやね。」

ふたご1  「これまでは送るといっては不幸の手紙やチェーンメールばかりでしたからね。」

ふたご2  「敵対してましたからね。」

ふたご1  「今年からは年賀状で仲良く仲良くです。」

ふたご2  「なるほど。」

ふたご1  「北朝鮮のみなさんあけましておめでとう!お餅を食べすぎないでネ!」

ふたご2  「…こら。」

ふたご1  「仲良く仲良くです。」

ふたご2  「そうはいかんだろ。」

ふたご1  「鮭の白子がステンレスの腐食止めに効果があることがわかったそうです。」

ふたご2  「へえ。」

ふたご1  「それではイクラにはどんな効果があるのでしょうか。」

ふたご2  「まあなにかあるかもしれませんが。」

ふたご1  「おそらくステンレスを粉々に破壊するくらいの威力はあるのではないか。」

ふたご2  「あるのかもしれないのではないか。」

 

1月4日、フジモリ元ペルー大統領、経験を生かして拓殖大学の元教授に。


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