ふたご1  「聞こえてるか?オーバー?返事をしてくれエリザベス、オーバー?」

ふたご2  「オーバーは漢字で書いても王婆じゃないよ。」

ふたご1  「シンガポールの名物マーライオンが移転するそうですよ。」

ふたご2  「ほお。」

ふたご1  「これまでは世界三大がっかり名所にノミネートされるほどで、評判がさっぱりでしたからね。」

ふたご2  「たしかにね。」

ふたご1  「今度は海を見渡せる場所にうつり、お化粧直しをした上で登場するそうです。」

ふたご2  「ロケーションがかわると印象も変わるかもしれませんしね。」

ふたご1  「メーキャップがかわると印象もがらりと変わるものですからね。」

ふたご2  「はあ?」

ふたご1  「これまでマーライオンはいつもナチュラルメイクでした。」

ふたご2  「ナチュラルメイクって、真っ白やないかい。」

ふたご1  「けれどもメイクというのはほんの少し変えるだけで印象がガラっと変わります。これまでの世界三大がっかり名所から世界三大ドッキドキ名所になるかもしれないのです。」

ふたご2  「世界三大ドッキドキ名所?」

ふたご1  「パレスチナと、大西洋のバミューダトライアングルと、ウクライナのチェルノブイリ原発跡。」

ふたご2  「こらあっ!」

ふたご1  「パレスチナくらいは蹴落としてもらいたいものです。」

ふたご2  「いや本当に。」

ふたご1  「で、マーライオンの新メーキャップですが。」

ふたご2  「あ、忘れてた。」

ふたご1  「やはり、人々のハートを一気につかむようなメイクがよいですね。」

ふたご2  「それはそうやね。」

ふたご1  「目元は切れ長に。」

ふたご2  「ふむふむそれで。」

ふたご1  「唇はぽっちゃりとした感じで。」

ふたご2  「ふんふん。」

ふたご1  「頭はパンチパーマで。」

ふたご2  「…ひょっとして。」

ふたご1  「ハスの花の上に乗って、身体は金で塗って、4月8日には甘茶をかけられて。」

ふたご2  「お釈迦様やないかい!!」

ふたご1   「どんなにあちこちの名所に気がとられてハートがうわついても、けっきょくハートはマーライオンの手の中です。」

ふたご2  「やだなあ。」

ふたご1  「スウェーデンがNATO参加に踏み切り、長年の中立政策を放棄するそうです。」

ふたご2  「テロとかいろいろあるからねえ。」

ふたご1  「場合によってはスウェーデンリレーが敵性リレーとして禁止される可能性も。」

ふたご2  「あったなあそんなリレーも。」

ふたご1  「商品名に国の名前がついていたりするものはこういう場合に改名を要求されたりするものです。」

ふたご2  「そんな可能性もないではないが。」

ふたご1  「アメリカと戦争になった場合はすべての米が禁止に。」

ふたご2  「そんなもん第二次世界大戦のときでも禁止にならなかったぞ。」

ふたご1  「アメリカと北朝鮮を敵に回したときはすべての米朝が禁止に。」

ふたご2  「すべての米朝て、人間国宝桂米朝師匠しかおらんわ。」

ふたご1  「そうなったら「桂ブレジネフ」を襲名してやね。」

ふたご2  「似てたけどねソ連書記長ブレジネフ。若いもんにはわからんなあ。」

ふたご1  「あ、小米朝さんは「桂ゴルバチョフ」か「桂チェルネンコ」か「桂アンドロポフ」のどれでも好きなのをどうぞ。」

ふたご2  「まあ後継者という点ではやね。」

ふたご1  「「桂ポル=ポト」や「桂カストロ」や「桂チャウシェスク」なども用意してますのでどうぞ。」

ふたご2  「なんだか河内家菊水丸一門みたいだぞ。」

 

2月15日、河内家キョンキョン丸→小泉今日子。わかりにくい話題は私の誇り。


SAKANAFISHホームへ

過去のふたご対談