ふたご1 「5月5日は子供の目!」
ふたご2 「違います。」
ふたご1 「いやゴールデンウィークおわりましたよ。」
ふたご2 「そら終わるだろう。」
ふたご1 「終わるといえばペプシコーラが夏に青いコーラを全米で発売することになりましたよ。」
ふたご2 「ぜんぜん「終わる」にかかっていませんが。」
ふたご1 「なんでも全米の若者に調査したところ、色なら「青」、コーラにかかる風味なら「ベリー」が人気だということです。」
ふたご2 「…まあ風味はともかくとして、飲むものの色が青というのは正直気色悪いですが。」
ふたご1 「化学の色ですね。」
ふたご2 「おそらく着色料がばかすかかかったものを好むのでしょうねえ。アメリカ人は。」
ふたご1 「アメリカ人がクジラを食べないのは色が真っ青や真っピンクや真っ黄色でないからだという説もあります。」
ふたご2 「じゃあアメリカの牛は真っピンクなのかよ。」
ふたご1 「アメリカでサッカーがあまりはやらないのも顔に青やピンクにペインティングしたサポーターが食べられてしまうからという説もあります。」
ふたご2 「色がついてたらなんでもいいのか。」
ふたご1 「これに目をつけて何とか大気中の二酸化炭素にピンクや青の色をつける研究が進められています。」
ふたご2 「地球温暖化対策でね。」
ふたご1 「ですからゴールデンウィークと名付けて本当によかったですね。もしショッキングピンクウィークやブルーハワイウィークなどと名づけられていたならアメリカ人によってたちまち消費され尽くしてしまったでしょう!」
ふたご2 「週間まで食えるか!」
ふたご1 「アメリカのジョン・ボルトン国務次官がこれまでの悪の枢軸と名指しした国に加えてリビアとシリア、キューバを追加したそうです。」
ふたご2 「またすぐそういうことを言いますね。」
ふたご1 「これまでにブッシュ大統領が名指しした悪の枢軸、北朝鮮、イラク、イランとあわせまして、これで悪の枢軸国が6カ国になりました。」
ふたご2 「増やしてどうしようというのでしょうか。」
ふたご1 「枢軸というのは車のシャフトという意味です。シャフトは丈夫でないと車が走る際に事故になってしまいます。そこで毛利元就の三本の矢の教えを思い出し…」
ふたご2 「6本いっしょになったら折れにくいからって、折れにくくしてどうする。」
ふたご1 「アメリカも日本などのすぐ外交交渉で折れる国ばかり相手にしていて飽きてしまったのでしょうね。もっともっと折れにくい国と、勝負してみたい!と。」
ふたご2 「何を武道家みたいな事を言っているのだ。」
ふたご1 「そんな折れやすい日本の鹿児島の鹿児島中央署の43才の交通課の男性署員の机に、あるミステリーが。」
ふたご2 「なんでしょう。」
ふたご1 「ゴールデンウィーク開けの5月7日に男性署員が机の引出しを開けたら中にはなんと実弾が!」
ふたご2 「実弾?警察の使う銃のじゃなくて?」
ふたご1 「違うそうです。しかも机のカギは男性職員が持っていたということなので、ますます謎は深まるばかりです。」
ふたご2 「そうやねえ。だれが何の目的でどうやって銃弾を、カギのかかった引出しに入れたのか。」
ふたご1 「これはまさに、密室銃弾ウルトラクイズですよ!」
ふたご2 「なにがまさにだ。」
ふたご1 「いったいこの難問の答えは何なんでしょーかっ!はいどうぞ!」
ふたご2 「え、えーと…」
ふたご1 「ブー。では正解です。」
ふたご2 「正解知ってんのかよ。」
ふたご1 「鹿児島という県は、島津氏の薩摩藩の時代から、他の地方とは違っていることで有名でした。たとえば薩摩弁はほかの地方からきた人間にはほとんどわからない。これは幕府の隠密に藩内の機密がもれることを防ぐためだとも言われています。」
ふたご2 「言いますね。そんなことも。」
ふたご1 「さらに本土とは違う独特の暦などもひそかに使い、情報漏洩を防ぐことに気を配っていたのです。」
ふたご2 「そうなんですか。」
ふたご1 「で、今回の事件ですが…。5月7日は、薩摩暦で12月25日にあたるんですねえ…。」
ふたご2 「サンタクロースのプレゼントかっ!」
ふたご1 「誰がそんなことを言いましたか。サンタクロースはキリスト教の聖人がもとになっているのですよ。サンタクロースはどんなことがあっても西暦を守るっ!絶対にっ!だからサンタクロースなどじゃないっ!」
ふたご2 「わかりましたわかりました。じゃあいったいなんなんですか。」
ふたご1 「そりゃ、鹿児島県人にプレゼントをくれるのは、西郷どんにきまってますよ。」
ふたご2 「なぜ西郷隆盛が薩摩暦の12月25日にプレゼントを配らねばならんのだ。」
5月10日、かわいい西郷さんにあげたいものは、金のなる木と玉薬。