ふたご1  「5月18日は18リットル缶の目!」

ふたご2  「若干違います。」

ふたご1  「いやゴールデンウィークも遠い遠い日のこととなりましたよ。」

ふたご2  「そりゃそうだ。」

ふたご1  「遠いといえばDNAですよ。」

ふたご2  「まあゴールデンウィークから遠いという意味ではあってるけどね。」

ふたご1  「生物が体を作る発生の初期段階で、背中の反対側に腹を作るように命令する遺伝子が発見されましたよ。」

ふたご2  「背中の反対側が腹だという気もしますが。」

ふたご1  「背中が裏なら腹は表、背中が日本なら腹はアルゼンチン、背中が自民党なら腹は共産党。」

ふたご2  「おい。」

ふたご1  「背中が醤油顔なら腹はソース顔。」

ふたご2  「それは重度の人面疽。」

ふたご1  「したがって古来より歌われた「おなかと背中がくっつく」などということはけっしてありえないのです。」

ふたご2  「まあそうですね。遺伝子通りに行けば。」

ふたご1  「もし二つがくっつくようなことがあれば、この宇宙は消滅してしまうでしょう。」

ふたご2  「いや、腹は背中の反物質というわけでは無いのですが。」

ふたご1  「いや、きっとそうでしょう。」

ふたご2  「違いますって。」

ふたご1  「『そうなんですって。』」

ふたご2  「違うというのにっ!」

ふたご1  「『フフフ…やはりそうか…。所詮、私という腹の世界の住人と、貴様等背中の世界の住人とではけっして交われぬ、理解できぬ運命なのだな…。』」

ふたご2  「なんなんだ腹の世界の住人って。」

ふたご1  「『やがてこの世界は我々が腹で覆い尽くしてくれる!それまでせいぜい楽しい夢を見ておくんだなっ!フハハハハハハハハ!』」

ふたご2  「わかりやすい悪役だが、腹で覆い尽くすというのはどうなるんだ。」

ふたご1  「その前に腹を覆った方がいいかもしれませんね。」

ふたご2  「おなか冷えますからね。」

ふたご1   「ドイツが憲法を改正するそうです。」

ふたご2  「日本とは違ってぼかすか改正しているそうですがね。」

ふたご1  「それで、憲法の条項に「動物愛護」を盛り込むことになったそうです。」

ふたご2  「そうなんですか。」

ふたご1  「ドイツでは徳川綱吉公が見直されているのですね。」

ふたご2  「違いますよー。生類あわれみの令じゃないですよー。」

ふたご1  「でも食肉処理の際に動物などにできるだけ苦しみを与えない方法を行うように決めた動物愛護法もあるのです。ほんのわずかずつですが、徳川綱吉イズムが浸透しつつあるのですよ。」

ふたご2  「あまり浸透しすぎても困りますが。」

ふたご1  「この調子でほかの徳川将軍イズムも浸透するといいですね!」

ふたご2  「よくねえよ!」

ふたご1  「いいんです!たとえば徳川家康イズム!じっくりと待つ粘り強さと、相手の片言隻句をとらえて攻撃する能力!外交官にもってこいです!」

ふたご2  「嫌なイズムだなあ。」

ふたご1  「そして徳川吉宗イズム!米と暴力に明け暮れる、ライス・バイオレンスショーグン吉宗!よく食べよく暴れる丈夫な子に育ちます!」

ふたご2  「米将軍ではあったけども実際に暴れていたわけではないよ。」

ふたご1  「さらに徳川家光!将軍就任の際、『自分は生まれながらの将軍であり、貴公ら大名どもとは違う!』と言い放ったことでも有名です。」

ふたご2  「あと鎖国とかね。」

ふたご1  「そんな徳川家光イズム!自らの生まれを鼻にかけ、自分の国に閉じこもるだけで誰もよせつけないその孤独で偏狭な精神!ネオナチの方におすすめです!」

ふたご2  「すすめんなっ!」

ふたご1  「ヤマハがNTTdocomoと提携して携帯電話対応の「ギターの弾き語り支援サイト」を作りました。メロディにあわせてコード進行などを表示したりとかできるそうですよ。」

ふたご2  「なるほどストリートミュージシャン支援サイトなのですね。」

ふたご1  「ほかのところも人の呼び止め方とか、人の誘い出し方とか、絵や英会話教材の売りつけ方などを親切に教えてくれる、ストリートビジネスマン支援サイトを作ってはいかがでしょうか。」

ふたご2  「キャッチセールスやっ!」

5月17日、虫歯をけっして直さない。それが徳川家斉イズム。


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