ふたご1  「ワールドカップさん。」

ふたご2  「はいそうですね。」

ふたご1  「さあ今週もワールドカップと全然関係のない話ですよ。」

ふたご2  「そうですか。」

ふたご1  「イギリスで新しく発行された5ポンド札に問題が起こっているそうです。」

ふたご2  「はやばやと偽札でも出ましたか。」

ふたご1  「その偽札を防止するためにお札には通し番号が印刷されていますよね。」

ふたご2  「はいはい。」

ふたご1  「なんとイギリスの5ポンド札はこすると番号が消えてしまうのです。」

ふたご2  「わあ印刷ミスですか。」

ふたご1  「もちろん下に「あたり」なんて文字が浮かび出たりはしません。」

ふたご2  「そりゃそうだ。」

ふたご1  「イギリス人は飽きっぽいですからね。」

ふたご2  「そうなんですか?」

ふたご1  「ですから今回もこんなことになってしまったのですよ。」

ふたご2  「言っている意味がよくわかりませんが。」

ふたご1  「いいですか、みんな数字の部分をこすったら数字が消えてしまったと騒いでいますが、もっとイギリス人が根気強ければ、イギリス政府の真の心に気づいたというものを!」

ふたご2  「なんなんですか真の心って。」

ふたご1  「ですから、一回こすると消えますよね、それを今期よくもっと長い間こすっているとその熱で…ぼうっと真の通し番号が浮かび上がってくるしくみになっているのです!」

ふたご2  「意味あんのかっ!!」

ふたご1  「紙幣にあぶり出しを導入するのは史上初のこころみです。」

ふたご2  「二度とねえよ。」

ふたご1  「中国で新しいものが商標登録されまして、これが問題となっているんです。」

ふたご2  「なんすか。」

ふたご1  「「麻婆豆腐」が商標登録されて、麻婆豆腐用の調味料などを作っていたメーカーが商標権侵害であると言われて大騒ぎに。」

ふたご2  「麻婆豆腐ってもう普通名詞じゃないですか。」

ふたご1   「そうなんですよ。こんな普通に使う言葉を商標登録されたらたいへんですよ。もし、うどんすきやバンドエイドやセロテープやブラウン管や味の素が商標登録されたりしてごらんなさい!それはもう大変なことに!」

ふたご2  「全部登録商標なんですが。」

ふたご1  「がーん。」

ふたご2  「でも麻婆豆腐は最近できたわけじゃないんですからいまさら商標だと言われてもねえ。」

ふたご1  「商標の名前は私的企業の広告になるからという理由で国営放送では言えないんですよ。NHKの「きょうの料理」ではもう「麻婆豆腐」をやることができないんですよ!」

ふたご2  「まあ中国の商標権がどう日本におよぶかわかりませんが。」

ふたご1  「でも中国の中央電視台の「今日的料理」では「麻婆豆腐」はできないでしょう。」

ふたご2  「まあそうかもしれませんが。」

ふたご1  「他にも「料理卓球」「料理大熊猫」「料理上海雑技団」「料理江沢民」などの人気番組でも麻婆豆腐が出てこなくなるんですよ!視聴率ガタ落ち!」

ふたご2  「どんな番組か知らんが、そんなに麻婆豆腐に依存しているのか。」

ふたご1  「ワールドカップの国営放送も見あわされる方向だそうです。」

ふたご2  「代表入りか。」

ふたご1  「「一緒にごはんを食べたいスポーツ選手」はだれですか。全国農業協同組合連合会が小学4〜6年生626人にそういうアンケートをしたそうです。男子の一位が中田英寿選手、女子の一位が高橋尚子選手でした。」

ふたご2  「まあ有名どころですからね。」

ふたご1  「でもよく考えてみてください。スポーツ選手といっしょにごはんを食べるのはたいへんですよ。」

ふたご2  「まあそうですよね。スポーツ選手は肉体作りで特別なメニューですからね、一般の人にはきついかと。」

ふたご1  「いえ、そういうことではなく。」

ふたご2  「なんなんですか。」

ふたご1  「高橋尚子選手と同じスピードで走りながら食べるのはたいへんですよ。」

ふたご2  「は?」

ふたご1  「ましてやドリブルをしながらごはんを食べるのはちょっと…。」

ふたご2  「スポーツ選手は24時間スポーツしてないわっ!!」

5月31日、ボレーシュートをしながら寝るのはちょっと…。


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