ふたご1 「加熱用と書かれた生物は加熱して食べよう!」
ふたご2 「そりゃそうだ。」
ふたご1 「台湾の役所などの公的機関で蒋介石、蒋経国父子の写真を飾る義務が廃止されることになったそうです。」
ふたご2 「台湾にとっては「建国の父」みたいな人でしたからね、蒋介石は。」
ふたご1 「まあ台湾の民主化が進んだということなのですが、ここでひとつ困った問題が。」
ふたご2 「なんなのですか。」
ふたご1 「かわりに誰の写真を飾るかということなのです。」
ふたご2 「いいんじゃないですか、別にかざらなくても。」
ふたご1 「そうはいきませんよ。何しろ蒋介石さんが台湾にやってきてから50年、蒋経国さんが総統になってからおよそ30年です。その間官公庁や公的機関では額にいれて写真を飾りつづけてきたんですよ。」
ふたご2 「はあ。」
ふたご1 「その写真を急に取り外したら、写真を飾っていたところが他のところに比べて白くなっているのがめだってしかたないじゃないですか!」ふたご2 「確かに日焼けとかしてないからそうなるけどもね。」
ふたご1 「これはかっこわるい。なんとかしなくてはいけない。そこで蒋父子の写真のかわりに何か写真を飾ってごまかそうというわけです。」
ふたご2 「いいんじゃないかなあ別に。」
ふたご1 「まあしかし蒋父子にかわる写真となるとこれがなかなか難しい。」
ふたご2 「そうですね。公的機関なんだから特定の有名人とかというわけにも行きませんよね。」
ふたご1 「そうですね。だから人というのはこの際却下しましょう。かわりに何がいいでしょうか。」
ふたご2 「風景なんかはどうでしょうか。」
ふたご1 「国の公的機関なんだから特定の地域というのもまずいでしょう。地域をひいきしているととられかねません。」
ふたご2 「じゃあ何の写真を飾ったらいいんですか。」
ふたご1 「ここはやはり動物が一番でしょう。タイワンザルなどがいいんじゃないですか。」
ふたご2 「台湾原産種ですからね。それは納得できますね。」
ふたご1 「顔も蒋介石さんにそっくりなのを用意しましたので。」
ふたご2 「意味ないわっ!」
ふたご1 「ブッシュ米大統領が高齢者に対し、果物と野菜をたくさん食べ、適度な運動を心がけるよう勧めたそうですよ。」
ふたご2 「そんな事大統領にいわれなくてもわかってますが。」
ふたご1 「ブロッコリー嫌いの父親のブッシュ元大統領にもそう言ってあげてほしいですね。」
ふたご2 「ブロッコリー以外は食ってるんじゃないですか。知りませんが。」
ふたご1 「保険費の増大を防ぐ点からみても高齢者の健康増進は国にとっても大切なのです。」
ふたご2 「病院にかかる時に国から出る健康保険の支払いが増えると、保険制度自体が破綻しますからね。」
ふたご1 「21世紀は国ぐるみで健康をすすめる時代なのです。そのことを日本政府にも気づいてほしい。」
ふたご2 「はあそうですか。」
ふたご1 「ですからこれからの行政改革もまず「健康第一」を主眼に進めてほしいわけですよ。」
ふたご2 「なるほど。で、どうしますか。」
ふたご1 「さらにですね、市役所などの建物を建て替えます。」
ふたご2 「建て替え?」
ふたご1 「そして床を砂に切り替えます。そして巨大アリジゴクをはなします。」
ふたご2 「わあ。」
ふたご1 「婚姻届などの各種届を出すためには全身を使ってこの巨大アリジゴクからはい上がることが必要になるわけです。」
ふたご2 「ああ、それはええ運動になるねえってドアホっ!!」
ふたご1 「市民プールは水をアスファルトにとりかえたり、ピラニアを放したり。」
ふたご2 「そんな昔の少年漫画の特訓やないんやからね。」
ふたご1 「ほかには切手ののりをビタミン配合にするなどの健康政策を。」
ふたご2 「うってかわって地味。」
ふたご1 「このように世界各国の政府は健康増進のために日々努力してるわけですよ。」
ふたご2 「そうなのですか。」
ふたご1 「それで台湾政府も蒋介石写真をかざることをやめたわけですよ。」
ふたご2 「健康に悪いのか蒋介石写真はっ!!」
6月28日、世界三大がっかり名所の雄、ローレライ、世界遺産に。