ふたご1  「こんにちはこんにちはこんにちは。」

ふたご2  「はいこんにちは。」

ふたご1  「いやもうきいてくださいよお客さん。」

ふたご2  「なんですか。」

ふたご1  「韓国の芸能界、乱れ飛んでますね。」

ふたご2  「何もよその国の芸能界のこと嘆かなくても。」

ふたご1  「いやそれが、公正取引委員会の調査によると、韓国の芸能プロの28社が不公正な契約を結んでいたそうですわ。」

ふたご2  「はあ不公正といいますと。」

ふたご1  「ある会社なんかですと、事務所を移籍する時には契約金とプロモーション資金の返還、そして残った期間の予想収益の3倍から5倍の金額と、5000万ウォンを支払うことを必要とする契約をむすばさせてたそうですわ。」

ふたご2  「はあ、それはいかんねえ。ほとんど移籍なんて不可能じゃないですか。」

ふたご1  「いけませんよこんなことでは。日本の会社みたいにもっとそんなところはおおらかにしてもらわないと。移籍したら各テレビ局などに仕事をさせないよう手を回しておくくらいでないと。」

ふたご2  「こらっ、あくまで噂噂。」

ふたご1  「とにかくこういうことではいけませんようっ!」

ふたご2  「おうっ!そうだそうだ!」

ふたご1  「タレントは会社の所有物じゃないんだっ!」

ふたご2  「そうだあっ!」

ふたご1  「タレントだって人間なんだっ!!」

ふたご2  「そのとおりっ!!」

ふたご1  「だから韓国の芸能プロは人間以外のスター発掘にとりかかっているそうです。」

ふたご2  「動物プロに転業か。」

ふたご1  「いや…動物相手にそんな契約結ぶと動物愛護団体がうるさいでしょう。ですからもっと別のところで…。」

ふたご2  「別の。」

ふたご1  「やはりこれからは「人でなし」じゃないかと。」

ふたご2  「人でなしだ?」

ふたご1  「見た目人っぽい人でなしを使えば人間ほど給料を払わなくていいじゃないですか。」

ふたご2  「なんだ人っぽい人でなしって。」

ふたご1   「人でなしには人にはあるものがないから人でなしなのですよ。」

ふたご2  「人の心ですか。」

ふたご1  「そんなことではありません。昔、あるところに一人の人でなしがいました。人でなしは人になりたがり、お釈迦様のところに相談に行きました。お釈迦様、私はどうしても人間になりたいのです。見た目はこんなに人間だし、人間のように詐欺行為を働くことができます。」

ふたご2  「まあ人でなしやからね。」

ふたご1  「するとお釈迦様は言いました。お前には人間に比べて足りない物がひとつある。それはひとでだ。」

ふたご2  「…ああ人でなしだけにね……。」

ふたご1  「ですから韓国の芸能プロは所属タレントのひとで摘出手術をはじめたそうです。」

ふたご2  「いや確かに韓国では整形手術がポピュラーやけどね。」

ふたご1  「あの人も抜いていた!ひとで!」

ふたご2  「なんだかわからん。」

ふたご1  「ハウス食品が「パンでグラタン」などのシリーズに新しく「パンでプディング」をくわえるそうですよ。」

ふたご2  「パンプディングですか。あんまり日本人にはなじみがないですが。」

ふたご1  「これであわよくばパンプディングを日本に浸透させようというハウス食品の計略ですよ。」

ふたご2  「計略って悪い事みたいに。」

ふたご1  「ハウス食品といえば深夜のCMの王様ですよ。深夜にどれだけ加藤晴彦を見ることか。」

ふたご2  「まあよく見ますねえ。」

ふたご1  「そうやって深夜にテレビを見る人の意識にパンプディングを植付け、10年もたてば日本人はパンプディング無しでいられなくなるのですよ!」

ふたご2  「いや、別にならんと思いますが。」

ふたご1  「そうして今までのプリンは「パンのついていないプディング」とよばれるようになり!」

ふたご2  「なるかなあ。」

ふたご1  「やがて我々のような普通の人間は「パンのついていない人間」と呼ばれるようになるのですよ!」

ふたご2  「なりえん。」





8月2日、パンは英語ではありません。


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