ふたご1  「こんこんにちはこんにちは。」

ふたご2  「はいこんにちは。」

ふたご1  「NHKの朝の連続テレビ小説で、翌日分放送の分を流してしまうというミスがあったそうです。」

ふたご2  「そりゃいけませんねえ。見てる人はわけわかりません。」

ふたご1  「なにしろ翌朝の連続テレビ小説になってしまったわけですから。」

ふたご2  「今朝を返せと言いたいですね。」

ふたご1  「まだ翌日部分だからいいでしょうが、もし最終回なんか流したら大変なことですよ。」

ふたご2  「そうですねえ。」

ふたご1  「もしも大河ドラマでそんなことがあったらげんなりですよ。」

ふたご2  「まあ大河ドラマは結末とかは大体わかりますが。歴史上のことやしね。」

ふたご1  「もしも最終回の笑点を間違って流してしまったらさらにげんなり。」

ふたご2  「もうとってるのか。」

ふたご1  「きょうの料理の最終回なんか流してしまったらもうとんでもないことに。」

ふたご2  「いや、それは別にいいんじゃないですか。料理なんかそう変わらないと思いますし。」

ふたご1  「大問題ですよ。「さ、きょうは、冥王星バーガーの作り方です。まず最初に高分子派生装置とライプニッツ形而上学的宇宙オーブンを用意しまして、反陽子レーザーワープ航路ミノフスキー粒子を利用しましてSSS効果で熟成したあれをなにやら…」」

ふたご2  「いつの時代だ最終回。」

ふたご1  「ブラジルでラジオ局に押し入り、番組の司会者を銃で脅して、自分のバンドの曲を流せと脅迫したミュージシャンが逮捕されたそうです。」

ふたご2  「あつかましいですね。」

ふたご1  「まったくけしからん話です。ミュージシャンなら自分の歌で勝負すべきですよ。」

ふたご2  「それはそうでしょう。」

ふたご1  「脅迫する時に銃を使うなんて!相手を脅迫する時も歌を使わないでどうするんですか!」

ふたご2  「は。」

ふたご1  「司会者の耳元で「ホゲ〜」と…。「わかったわかった!曲流すからその歌を止めてくれええええ!」」

ふたご2  「そんな奴がデビューすんな。」

ふたご1  「しかしこの手があるとなったら全世界で模倣犯が相次ぎますよ。」

ふたご2  「売れないミュージシャンは星の数ですからねえ。」

ふたご1  「たとえば売れないニュースキャスターが「俺にニュースを読ませろ」と言ってテレビ局を襲撃したり。」

ふたご2  「何だ売れないニュースキャスターって。」

ふたご1   「俺の事実を客観的に伝えると見せかけて表情や動作で自分の意見をさしはさむテクニックを見てくれ!」

ふたご2  「見せんでいいそんなもん。」

ふたご1  「売れないテロップ職人がテレビ局を襲撃して自分のテロップを流させたり。」

ふたご2  「いるのかテロップ職人って。」

ふたご1  「俺の、俺の「このあと大物女性歌手が登場!」と言うテロップを和田アキ子出演の前に出すテクニックを見てくれ!」

ふたご2  「そんなもんはお前がやらなくてもいいです。」

ふたご1  「関係ないですが、最近のテレビのバラエティ番組予告ってオチの部分を放送するので本編見たときにがっかりです。」

ふたご2  「そうだねえ。」

ふたご1  「売れない田中邦衛がテレビ局を襲撃して。」

ふたご2  「あ、まだ続いてたんですか。」

ふたご1  「すべての番組を「北の国から」行えと要求!」

ふたご2  「それはただのロシア国営放送。」

ふたご1  「釜山で行われるアジア大会にのぞんで、各競技団体に目標とする金メダルの数を聞いたところ、合計108個にものぼるということになりました。なにしろ前回は金メダル52個だったそうですからね。多すぎです。」

ふたご2  「まあ金メダルを取ろうという気持ちは大切やけどね。」

ふたご1  「中には全選手が金メダルを取るといった目標をかかげた団体もあるそうですよ。アジアをなめるな。現実的な目標を持て、と言いたい。」

ふたご2  「まあ気持ちは全員金メダルということですから。」

ふたご1  「そんな夢幻みたいな目標なんかをかかげてないで!もっと現実的な目標を私がたててあげました!目標、186個!」

ふたご2  「増えとるやないか!」

ふたご1  「釜山大会の選手村の備品を持ち帰る目標、186個!」

ふたご2  「そんな醜い現実はイヤっ!」




9月20日、パキスタンのカラチ


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