ふたご1  「コンビニのー♪やる気のないバイトがー♪レンジで加熱したー♪ほーかほかのー♪弁当のようなーそんなー♪恋がしたいー♪」

ふたご2  「そんな漬物が温まったような恋は嫌です。」

ふたご1  「公明党が「論憲」から「加憲」にと方針を転換したそうですよ。」

ふたご2  「なんですか論憲とか加憲って。」

ふたご1  「憲法を改正するかどうか議「論」するのが論憲で、憲法にプライバシー保護や環境権などを新しく「加」えようとするのが加憲ですよ。」

ふたご2  「まったく耳になじみがない言葉ですね。」

ふたご1  「まあ憲法を「護」持しようとする「護憲」や、憲法を「改」正しようとする「改憲」よりは全然浸透してないですがね。」

ふたご2  「まあ言っているのが公明党だけですから、そんなに一般的では無いのでは。」

ふたご1  「しかし戦後60年近くたち、憲法もそろそろ新たな角度からアプローチされる必要があるのではないでしょうか。」

ふたご2  「なるほどもはや憲法問題はタブーではないと。」

ふたご1  「もっと憲法で遊んでみる必要があるのではないかと。」

ふたご2  「は?」

ふたご1  「憲法と一緒に「遊」ぶ「遊憲」や、憲法と一緒に風呂に入っていい「湯」加減を楽しむ「湯憲」などがあってもいいのじゃないか。」

ふたご2  「憲法は親戚のお兄ちゃんじゃない。」

ふたご1  「「木」に登って「梨」やリンゴを食べ、憲法と日本への「武」力攻撃の可能性を論じる「木梨憲武」などもあってもいいのではないか。」

ふたご2  「誰がとんねるずのちっちゃい方だ。」

ふたご1  「「加」減乗除の計算をしながら、庭の「藤」の花を愛で、「保」健体育の教科書を食い入るように眺める憲法、「加藤保憲」などもあってもいいのではないか。」

ふたご2  「憲法を嶋田久作にしてどうする。」

ふたご1  「つまりこれくらい柔軟に憲法のことを考えてもいいのではないかということですよ。」

ふたご2  「柔軟すぎるわ。」

ふたご1  「公明党の方々には、ぜひ、憲法にソフランやモノゲンユニなどを「加」える加憲を目指してほしいですね。」

ふたご2  「憲法をやわらか仕上げするなっ!」

ふたご1  「さあっ、イタリア王家のお家騒動のお話ですよっ!」

ふたご2  「なぜそんなに嬉しそうなんだ。それにイタリアって、今王家はないじゃないですか。」

ふたご1  「イタリア統一から第二次世界大戦終戦直後までイタリアの王家だったサボイア家のお話ですよ。」

ふたご2  「そのサボイア家がどうかしましたか。」

ふたご1  「サボイア家の私的諮問機関「王家のための元老審議会」がイタリア最後の王、ウンベルト2世の長男、ビットーリオ・エマヌエレさんの王位継承権を剥奪して、遠縁にあたるアメデオ・ディ・サボイアさんに授けるという決定を下したのです。」

ふたご2  「へー。」

ふたご1   「イタリアの憲法にはウンベルト2世の直系男子の子孫の入国を禁止する条文がありまして、その憲法の改正の際にビットーリオ・エマヌエレさんが「イタリア共和国への忠誠」を誓ったということが、王家のための元老審議会の怒りに触れたものです。つまり自信の入国とひきかえに「イタリア王国の王冠」を「イタリア共和国」に売ったというわけですよ。」

ふたご2  「へー。」

ふたご1  「興味ゼロですか。」

ふたご2  「別にねえ。」

ふたご1  「私が繰り返し繰り返し言っていますように、ヨーロッパの旧王家の台頭がすさまじいですから。」

ふたご2  「まあ繰り返し言われても忘れるくらいの台頭ですが。」

ふたご1  「この事件でふたたびイタリアでも王様に対する注目が集まることは間違いなし。」

ふたご2  「まあ和泉元彌くらいは集めるんじゃないですか。」

ふたご1  「しかしなぜこのようにヨーロッパで王様騒動が持ち上がるか知っていますか。」

ふたご2  「そりゃ歴史もありましたしねえ。」

ふたご1  「違うのです。実はこの騒動には大きな裏があるのです。」

ふたご2  「なんなんですか。」

ふたご1  「いいですか、ヨーロッパで王様ブームが巻き起こり、現在の不景気が続きますと王制への回帰願望が起こります。」

ふたご2  「うむ、無いとは言えないですね。」

ふたご1  「そして現在は共和制の国々でも王制が復活し、現在の世界情勢が大きく変化するのです!そして、そうなると!」

ふたご2  「そうなると!」

ふたご1  「王冠屋が大繁盛!」

ふたご2  「は?」

ふたご1  「これが「風が吹けば桶屋がもうかる」ならぬ、「王制が復活すれば王冠屋がもうかる」というやつですよ!」

ふたご2  「間が短すぎるわっ!」




10月18日、王様のアイディアではうっていません。


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