ふたご1  「2002年が終わらないように署名運動をお願いしまーす!」

ふたご2  「これはまた役に立たない署名だね。」

ふたご1  「市町村合併があちこちで進んでいますが。」

ふたご2  「青森県と秋田県と岩手県が合併するという話もありますね。」

ふたご1  「そんな余波で悲しい事件がひとつ。」

ふたご2  「なんでしょう。」

ふたご1  「鳥取県の東郷町と泊村が、もうひとつの町と合併して、湯梨浜町という町になることになったのです。」

ふたご2  「ほほうそれで。」

ふたご1  「そのもうひとつの町が羽合町!あの「日本のハワイ」といわれる羽合町ですよ!」

ふたご2  「はあ。」

ふたご1  「このままでは日本のハワイが日本から消滅してしまうことに!」

ふたご2  「へえ。」

ふたご1  「興味無しかっ!!」

ふたご2  「といわれてもなあ。」

ふたご1  「何言ってるんですかっ!日本からハワイが無くなってもいいとでも言うんですかっ!!」

ふたご2  「もともと無いものだしなあ。」

ふたご1  「おお、なんという罪深いことを…南無カメハメハ大菩薩、この愚かな人間に神罰を与えたまえ!」

ふたご2  「そんな神も日本にはいません。」

ふたご1  「しかし羽合町がなくなってしまうということはですよ、ひとつの面白地名がなくなってしまうということですよ。こう言った面白い地名がなくなると、人々の心から笑いが消え、心が凍てつき、仕事もはかどらず、家庭は崩壊、そして日本が終末を迎えてしまうのです!」

ふたご2  「そこまでのことにはならんと思うが。」

ふたご1  「そんな事にならないためにも、是が非でも合併の阻止を!私と一緒に街宣車に乗って杉良太郎の「すきま風」を大音量で流しながら羽合町に向かいましょう!」

ふたご2  「そんなことで合併阻止はできんだろう。」

ふたご1  「では仕方が無いですね。次善の策です。日本のハワイが無くなるのであれば、日本のグアムを作りましょう!」

ふたご2  「えー。」

ふたご1  「愚悪夢町の誕生です!」

ふたご2  「なんだか暴走族のようですが。」

ふたご1  「他にも犀麺麭町や乳枯怒煮亞町や飴離科煮死会眼・路散是留守町や笑福亭鶴光町なども。」

ふたご2  「だれも日本にサイパンやニューカレドニアやアメリカ西海岸・ロサンゼルスやスケベニンゲンなど求めていません。」

ふたご1   「東北大学などで生牡蠣のウィルスを特殊な方法で取り除く研究が開始されるそうです。」

ふたご2  「ほほう。生牡蠣にあたる人は多いですからね。これはよいしらせですね。」

ふたご1  「そうです。このような研究がいっぱいすすめられますと、どんな生物を食べてもあたる心配が無いわけです。」

ふたご2  「そうですねえ。」

ふたご1  「ということはゆくゆくは全世界のすべての食べ物が生になるわけですよ。」

ふたご2  「わけですよじゃねえよっ!」

ふたご1  「未来社会はみんな生肉や生魚を食べる世界なわけです。ということは生がすべての基本になり、生じゃないものはすべて排除されるのです!」

ふたご2  「おいおい。」

ふたご1  「もちろんテレビは生放送、ストッキングは禁止で生足、ビルのコンクリートも全部生!」

ふたご2  「そんなドロドロのビル建つか!」

ふたご1  「そんなドロドロのビルが嫌なら今すぐ東北大学の研究を中止させねば!」

ふたご2  「またかいっ!!」

ふたご1  「さあ、私と一緒に街宣車で、河合奈保子の「けんきゅうはやめて」を大音量で流しながら東北大学へ向かいましょう!」

ふたご2  「「けんかをやめて」じゃないのか。」

ふたご1  「そうなんでしょうか。」

ふたご2  「どうなんでしょうか。」

ふたご1  「なんだかんだとあった一年ですが、来年は何があるんでしょうか。」

ふたご2  「まったく見当がつきませんねえ。」

ふたご1  「来年もワールドカップやオリンピックがありますように。」

ふたご2  「まあ信じていれば夢は必ずかなうといいますしね。」




12月27日、ごーん。


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