ふたご1 | 「11月13日はうるしの日!さあみんな、おおいに かぶれようではないか! 」 |
ふたご2 | 「11月13日になっても嫌です。」 |
ふたご1 | 「バンダイが「バトルダーツ」シリーズというのを 発売するそうですよ。 」 |
ふたご2 | 「ビー球のリバイバルのビーダマンや ベーゴマのリバイバルのベイブレードのヒット以来、 メンコとかいろいろありましたねえ。 」 |
ふたご1 |
「まあ歴史は繰り返すわけですよ。伝統のある |
ふたご2 | 「となると次はなんでしょうか。」 |
ふたご1 | 「次ですか。まあ大体私には予想がついていますよ。」 |
ふたご2 | 「ほほう、なんでしょうか。」 |
ふたご1 | 「まあベーゴマとメンコが戦前からの遊び、 ビー球が昭和30年代ぐらいからの遊びなわけですよ。 そしてダーツ。昭和40年代ぐらいにはやりましたね。 」 |
ふたご2 | 「ほう、ダーツは昭和40年代ぐらいにはやったんですか。」 |
ふたご1 | 「…いやまあ知りませんけども。」 |
ふたご2 | 「知らんのかいっ!」 |
ふたご1 | 「流行ったということにしておいてくれないと 話が進まないんですが。お願いしますよ。 頼みますよほんとにもう。 」 |
ふたご2 | 「まあそれならちょっと我慢しますよ。」 |
ふたご1 | 「で、昭和40年代にダーツがはやったわけですよ。 はやりましたよねえ、ダーツ。 」 |
ふたご2 | 「は、はあ、はやりましたねえー。」 |
ふたご1 |
「なんという大根芝居だ君は。」 |
ふたご2 | 「協力してやってんやないかいっ!!ガタガタ言うなっ!」 |
ふたご1 | 「で、40年代ブームになったダーツのつぎなんですが、 それはもう昭和50年代ブームになった遊びに なるわけですよ。 」 |
ふたご2 | 「ファミコンとかルービックキューブとかですか。」 |
ふたご1 | 「違いますね。もっとたくさんの幅広い層が やっている遊びですよ。 」 |
ふたご2 | 「はあ、なんでしょうか。」 |
ふたご1 | 「『テレビを見る』です!」 |
ふたご2 | 「……はあ?」 |
ふたご1 | 「テレビを見る、これはきますよ。老若男女、 テレビを見たことはない日本人はほとんどいないじゃ ないですか。 」 |
ふたご2 | 「いやあの、そのテレビを見るというのをどうやって リバイバルするんですか。」 |
ふたご1 | 「それはですね、まあ今のテレビの見方を考えていけば いいわけなんですよね。」 |
ふたご2 | 「あと、別に昭和50年代になってはやりはじめたわけじゃ ないんじゃないですか。テレビを見るの。」 |
ふたご1 | 「黙っといてくれたまえ。 まず、テレビを見るのにバトル要素を取り入れるのですね。 ベイブレードや、ビーダマンなどもバトル要素を取り入れた からこそヒットしたわけですよ。 」 |
ふたご2 | 「はあ、テレビを見るのにバトル要素ですか。 」 |
ふたご1 | 「そしてわかりやすい勝敗をつけるためには 勝敗の基準を数値化する必要があるわけなんですよ。 スポーツでもスコアがあるからこそ、勝負ができるわけ ですから。」 |
ふたご2 | 「まあ格闘技とかでもない限りね。」 |
ふたご1 | 「つまり、テレビを見ている人ごとの数値をはじき出し、 その数値で全国の人とオンラインで戦うという、 ネットワークバトルゲーム「テレビ」ですよ! 」 |
ふたご2 | 「数値といいますと、視聴率とかですか。」 |
ふたご1 | 「いや、視力で。 」 |
ふたご2 | 「視力かっ! 」 |
ふたご1 | 「攻略情報によると、勝利するためには ブルーベリーを食べるといいそうですよ。 」 |
ふたご2 | 「テレビ見てると視力悪くなるぞ。」 |
ふたご1 | 「ヱスビー食品がびん入り生大根おろしを 発売するそうですよ。 」 |
ふたご2 | 「でも大根おろしは鮮度が命な わけじゃないですか。もつんですかね。 」 |
ふたご1 | 「それはもうヱスビーが作った先進の技術ですよ。 もうちゃんとみずみずしい大根ですよ。 」 |
ふたご2 | 「ほほう、それはすばらしいですね。」 |
ふたご1 | 「まあちょっとひとつだけ問題があるわけですが。 」 |
ふたご2 | 「問題が?」 |
ふたご1 | 「何、どうもちょっと黄色いということだけなんですがね。」 |
ふたご2 | 「それはタクアンおろしだっ!」 |
ふたご1 | 「さすがに大根芝居人間だけあって大根にうるさいですね。」 |
ふたご2 | 「『だけあって』じゃねえっ!」 |
2月14日、ダーツブームは昭和50年代頃と見られています。 | |