ふたご1 「やめろ!子供たちをどうするつもりだ幹てつや!」

ふたご2 「いつの間にどうこうできる力を。」

ふたご1 「ベルリンに旧東ドイツの市民生活をテーマにした
テーマパークが建設されるそうですよ。 」

ふたご2 「旧東ドイツのテーマパークですか。」

ふたご1

「旧東ドイツの簡素な食事、旧東ドイツの紙幣、
無愛想な国境警備隊や厳しい税関検査、
そして旧東ドイツの行列も再現。 」

ふたご2 「そんなに人が集まりますかね。」

ふたご1 「さらにみんなの熱い期待にこたえて秘密警察シュタージも
カンバーック! 」

ふたご2 「せんでいい。」

ふたご1 「史上最強の密告感! 」

ふたご2 「どんな感じだ。」

ふたご1 「お客様の事を知るのが我々の務めですから。 」

ふたご2 「知りすぎだ。」

ふたご1 「迷子のお客様のご案内をいたします。赤い帽子に
オーバーオールをお召しになった5歳ぐらいの男の子。
保護者の方は、入場ゲートそばの強制収容所まで
お越しください。 」

ふたご2 「こらあっ!」

ふたご1 「旧東ドイツでは三ヶ月間職につかない人間は
不就労罪に問われて、強制収容所送りになるんですよ! 」

ふたご2 「5歳やっ!」

ふたご1

「と、こんな感じで歴史上の国を素敵に再現した
テーマパークがこれからは受けると思うのです。
何しろほかでは味わえないというのがテーマパークの
醍醐味ですから。 」

ふたご2 「ハウステンボスも民事再生手続きはいったけどね。」

ふたご1

「もうちょっとニーズをふまえないといけないですよ。
日光江戸村などが好調なのは時代劇ファンがあっての
ことですから。そこで古代中国をテーマにしたテーマパークなど
どうでしょうか。 」

ふたご2 「なるほど三国志マニアとか多いからね。」

ふたご1 「多いですよ。宦官マニアとか。」

ふたご2 「いるのか。」

ふたご1 「会場に入った男性は強い去勢感に襲われるわけですよ。」

ふたご2 「手術されるんかいっ!」

ふたご1 「そして皇帝の威光を借りて私腹の肥やし放題ですよ。
史上初のお客様が儲かるテーマパークです! 」

ふたご2 「でも儲かってもそのために切られるのはなあ…。」

ふたご1 「最終的には首も切られますけどね。 」

ふたご2 「そこまで再現せんでいいっ!」

ふたご1 「韓国の盧武鉉大統領と小泉首相の首脳会談で盧武鉉大統領が
「小泉首相は韓国で人気がある。ヘアスタイルも韓国で流行している」と
述べたそうです。 」

ふたご2 「ほんとに流行してるんですかね。」

ふたご1 「これは大変なことですよ。」

ふたご2 「何がですか。」

ふたご1 「これはとりもなおさず、日本でもどこかの国の首相の
ヘアスタイルを流行させねばならないということじゃないですか! 」

ふたご2 「ということになるかっ! 」

ふたご1 「そうしないと国際的なバランスが取れないじゃないですかっ!」

ふたご2 「何のバランスやっ!」

ふたご1 「どこがいいですかねえ。ブッシュ大統領やブレア首相では
面白くないし。 」

ふたご2

「面白さ優先か。」

ふたご1 「ナイジェリアのオバサンジョ大統領は面白いのは名前だけだし。 」

ふたご2 「名前はええんや。」

ふたご1 「ああここに「明星ヘアカタログ各国指導者編」があればいいのにっ!」

ふたご2 「明星ヘアカタログ自体もう無いだろう。」

ふたご1 「しかし、最近の各国首脳ももう少し髪の毛で自己表現したほうが
いいと思いますよ。昔はもっと自己表現がうまかったものです。 」

ふたご2 「そうなんですか。」

ふたご1 「例えば相手の国に不満があるときにはつんつんに立てたりしてね。」

ふたご2 「あったのかパンク首脳会談。」

ふたご1 「旧ソ連のゴルバチョフ大統領は”禅”の思想を表した髪形でしたしね。」

ふたご2 「あれは髪型でなくて。」       

2月28日、明治三十四年:与謝野晶子、明星ヘアカタログの創刊号を発表。
 

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