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らっこを尊敬したくてたまらない
「めそ」さんの質問。

「お年玉って何。」

お年玉はお金を子に渡すもので、古くは室町時代に始まったといわれています。
そのころは子供というのは「子」をさすものの言葉ではなく、
侍所の密偵として使われた少年のことをさします。
「子供」は1344年かつて平氏政権の用いた禿(かむろ)にならって侍所頭人仁木義長が京都市中に500人の少年をはなち、南朝や足利直義派の支持者を発見させようとしたのが始まりです。
少年達の長が侍所頭人に付き従っていたために「子供」とよばれました。
六代将軍足利義教の時代には「子供」は1500人を数え、反幕府、反将軍の言動をしたものを即座に捕縛するという「万人恐怖」の恐怖政治をひきました。
この時代、京都の有力商人である土倉、酒屋の間では正月に「子供」に多額の献金をして
御機嫌をとるという風習がありました。それがお年玉の始まりといわれています。