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[1999.08.04]

This week Contents.........

1. [かいと君と猫八さん]
2. [更新情報]
3. [かいと君と猫八さん]
4. [錦之介通信REMIX]
5. [かいと君と猫八さん]
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1. [かいと君と猫八さん]

猫八　：はいどぉ〜も〜、猫八ですぅ〜。
かいと：かいとですぅ〜。
猫八　：いやあ、すっかり夏だねえ。
かいと：各地から夏の風物詩の話題が伝わってきますねえ。
猫八　：「東北三大夏祭り・見物のワゴン車転落」とか、
かいと：「林間学校参加の小三、用水路で水死」とかね。
猫八　：「花火大会で爆発・花火師、星に」とか「ライチョウの鳴き声悲し・立山
        で遭難」なんてのも風情があっていいよね。
かいと：最近は「猛暑・パチンコ屋で車中置き去りの子供死亡」が手軽さで人気ら
        しいね。本格的なシーズンはこれからだけどね。
猫八　：もう少し涼しくなると、今度は「始業式前日、一家五人焼死」なんてのも
        始まるしね。
かいと：こういう伝統行事は大事にしたいよね。
猫八　：というわけで、まずは嘘界の伝統行事、「今週の更新情報」をどうぞ。

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2. [更新情報]

　うぉー！！夏真っ盛り！！　って感じで今週はみなさま夏休み。（らしい）
　だもんで今週も更新情報なしよ。
　まったらいしゅう！

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3. [かいと君と猫八さん]

かいと：いやあ、さすがはＱ嘘加盟店。夏休み知らずの更新ラッシュですね。
猫八　：これを全部読むだけで夏が終わっちゃいそうだね。
かいと：この辺でお便りを一つ。
猫八　：お、最近多いね。でも前々号みたいにフランス人になるのはイヤだよ。
かいと：多分今回は大丈夫。えーと、埼玉県入間市にお住まいの早野佐紀子さんから。
       「猫八さん、かいとさん、はじめまして。いつも楽しく拝読しております」
猫八・かいと：ありがとうございまぁす！
かいと：「さて、このところとても不安に感じていることがありましてお手紙を差し
        上げました。猫八さん、かいとさんもお感じかとは思いますが、最近、更新
        情報が激減しているような気がします。ついこの間まではそこらじゅうに手
        掴みできるほど沢山いた更新サイトですが、今や絶滅の危機にさらされてい
        ると言っても過言ではないでしょう。これはやはり、フリーメーソンが世界
        征服のために開発した生物兵器・内分泌撹乱物質（通称：環境ホルモン）の
        影響と思われます。私は10歳の時に啓示を受けたのがきっかけで、十数年に
        わたりプレアデス星団第12惑星の高等生命体・ミロンの救済メッセージを霊
        界ニフティサーブ経由で……」……あ`、ごめんなさい。僕ちょっと難しく
        てわかんないです。
猫八　：早野さん、お便りの途中でごめんなさい。ミロンさんによろしく〜。えー、
        実は夏休みモードが続いている更新情報ですが、すぐにまた大量にお届けで
        きるようになると思いますので、読者の皆様、もう少しお待ちくださいね。
かいと：それでは更新情報復活までの間、絶滅の危機どころか大繁殖中の「錦之介通
        信REMIX」でお楽しみ下さい。

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4.[錦之介通信REMIX]

錦之介通信REMIX５ レッツお医者さんに聞いてみようの巻その１
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光デパート＠大嘘百貨店
http://village.infoweb.ne.jp/~fwba0050/index.htm
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私には絶対に、人任せにできないことがある。耳かきだ。耳かきほど危
険な行為はない。だから、幼い頃はともかく、物心ついてからは必ず自
分で耳かきをしてきた。

私は耳の穴のある部分をちょっとでも刺激すると、激しく咳こんでしま
う。発作といってよいほどの、激しい咳だ。
自分自身で耳かきを行うときには、咳の発作を予期してとっさに耳かき
棒をひっこめるが、他人に耳かきをしてもらうときは危険だ。発作時の
反動で耳かき棒が鼓膜を破る可能性は十分にある。

なにせ子供の頃からかわらぬ体質だ。自分の体質が特異であるというこ
とに気づいたのは、かなり大きくなってからのことだった。

大学生になってからのこと、中耳炎のような症状に悩まされ国立第二病
院の耳鼻科の門を叩いたときのこと。内視鏡で耳の穴を覗かれながら、
ふと自分の特異体質について思い出し、いい機会だから専門家の意見を
聞いてみることにした。

ああ、そういう人いますよ。医者はあっけらかんと答える。その口調に
安心するような、少しがっかりするような複雑な心持ちになったが、次
に医者の口から出た言葉は意外なものだった。

「あなたの耳ね、迷走神経が走ってて、それを刺激すると咳がでるんで
すよ」

迷走神経。神経といえば体機能の命令系統だ。そんなものに迷走された
ら困るではないか。
でも確かに、咳を喚起する神経がよりによって耳の中にあるのだから、
迷走といえば迷走に違いない。

それでは彼は、いつ迷走することになったのか。
おそらくそれは、昨日今日のことではあるまい。こちらは体機能の成熟
した大人だ。その体の中を咳を引き起こす物騒な神経が迷走されては困
る。もしその神経が口や舌にひょっこり顔を出したりしたら大変だ。
口に何か触れるたびに咳をせねばならないではないか。

おそらく、胎児の頃、体機能が形成される中途で、本来喉や肺のあたり
に落ち着くべき神経が放浪し、耳の穴にたどりついたのだ。
それなりの本を読めば「迷走神経」の実態と名前の由来はわかることだ
ろうが、恐らくそれはつまらないものであるに違いない、と予感する。
だから、自分的に迷走神経は「胎児の頃行くあてもなく彷徨したな神経」
ということにしている。それでいいのだ。

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5. [かいと君と猫八さん]

猫八　：夏の伝統行事もいろいろあるけれど、やっぱり一番味わい深いのは
　　　　「水死」関係だね。
かいと：参加人数の多さや派手さでは「ワゴン車転落」に一歩譲るけどね。
猫八　：まあ確かに、「帰省の歌声無残・八人乗りワンボックス仙岩峠に転落・
　　　　走行中のカラオケでハンドル操作ミスか」の方が「大潟村三号貯水池で
　　　　水死」よりは派手だけどね。でも、なんかこう、「水死」関係って「台
　　　　無し」感が圧倒的じゃん。
かいと：溺れた子供は自力で岸に辿り着いてるのに、助けようとして飛び込んだ
　　　　父親がなすこともなく沈んじゃったり。
猫八　：さらにその父親を助けようと祖父が飛び込んで、いたずらに事故の規模
　　　　を拡げちゃったり。
かいと：ちょっと気の利いた村だと、隣の家の爺さんあたりが、「わしの方があ
　　　　いつより 歳だから」なんて祖父の身代わりになろうと飛び込んだりして
　　　　ね。
猫八　：そのうちに村のあちこちから「わしが」「わしが」なんて年寄りが大量に
　　　　出てきちゃって、皆「俺が沈む」って譲らないもんだから、村が全滅した
　　　　りして。
かいと：うまく折り合いがついても、順繰りに溺れてる人を助けていくうちに一巡
　　　　しちゃって、気がついたら最初に溺れてた子供が結局沈んじゃったりして
　　　　ね。
猫八　：いやあ、やっぱり水死は奥が深いねえ。
かいと：というわけで、この夏お出かけの方はくれぐれも気をつけてくださいね！
　　　　オールノー突っ込みでお送りしたQUICK嘘屋、今週はこの辺で。
かいと：また来週！
猫八　：今週はつっこみなしでお送りしました！

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