――Quick USOYA 2000.02.08―――――――――――――――――――――――

今週の内容.........
1. しーもす君と小猫さん
2. 更新情報
3. しーもす君と小猫さん

1. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

しーもす:みなさん、こんにちは〜。しーもすです。
小猫  :はじめまして〜。小猫です。
しーもす:かいと君と猫八さんの跡を継いで……。
小猫  :今回から私たちがQ嘘のレギュラーになりました。
しーもす:先輩同様、よろしくおねがいしま〜す。
小猫  :では自己紹介を。
しーもす:1987年2月13日、TWA128便は定刻よりも2分遅れて、ロンドン・ヒース
          ロー空港をアトランタに向けて飛び立った。クルーや多くの乗客にと
          っては、過去に繰り返した大西洋横断とまったく変わらないフライト
          になるはずだった。けたたましいブザーの音とともにエンジン過熱の
          警告ランプが点滅するまでは……。
小猫  :それは事故紹介だろ〜。
しーもす:メイデイ!メイデイ! こちらTWA128便。緊急着陸の許可を請う。オー
          バー。
小猫  :こちらヒースロー。緊急着陸を許可する。現在の状況は? オーバー。
しーもす:第2エンジンから出火。あっ、第4エンジンからも出火…。
小猫  :そ、それはまずい。ヒースローまで飛べそうか? オーバー。
しーもす:うっ、第34エンジンからも出火してるぞ。
小猫  :第34エンジンは多すぎるだろ〜。オーバー。
しーもす:第三十四松島丸の漁労長がどうしても持ってけって言うもんだから。
          オーバー。
小猫  :イカつり漁船のディーゼル・エンジンかい! オーバー。
しーもす:うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、オーバー。
小猫  :どうした? オーバー。
しーもす:バランスが崩れて操縦ができない!
小猫  :自動操縦に切り替えてみるんだ。
しーもす:了解。(パチッ) えーと、ろんどんは おはしを もつ ほうに 
          あるから ここで おはしを もつ ほうに そうじゅう かんを 
          たおして それから おはしを もつ ほうの あしを ふんで…。
小猫  :「自動操縦」のスイッチは「児童操縦」の隣にあるぞ。オーバー。
しーもす:えーと、えーと。(パチッ) や、やっとコントロールできるように
          なった。……な、なにっ、それは困った。

2. 更新情報 ――――――――――――――――――――――――――――――

 毎週毎週、みなさまに役立たず新着ランキング情報をご案内、撹乱に及んでい
る「Lankin' A Go! Go!(http://ca.sakura.ne.jp/~daisy/lanking/)」。
 今回は長編特別企画が上梓されましたので、ご案内させていただきました。男
の心に巣くう荒くれ作家「南方権三」、なぜか「Lankin'....」に登場です。
 第3話はどこに登場するのか。われこそはと思う方、ぜひ続編をご推敲くださ
いませ。   

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 やゆよ記念財団、爆竹の音鳴り響くなか更新いたしました。
 http://member.nifty.ne.jp/yayuyo/uso 転載1本です。是非ご覧ください。

3. しーもす君と小猫さん ――――――――――――――――――――――――

小猫  :TWA128便、どうした?
しーもす:スチュワーデスから報告があった。客室がパニック状態らしい。
小猫  :なんとか落ち着かせろ。
しーもす:こんなこともあると思って準備しておいた、とっておきの映画を客室
          で上映して、乗客を勇気づけることにしよう。
小猫  :ということは、ブルース・ウィリスが旅客機を墜落の危機から救う
          「ダイハード2」?
しーもす:おしい!
小猫  :えーと、じゃあ、絶体絶命のジャンボジェットに空中でチャールトン
          ・ヘストンが乗り移る「エアポート'75」?
しーもす:ニアミス!
小猫  :うーむ。他に、墜落寸前の飛行機の乗客を励ます映画ってあったかな?
しーもす:余命幾ばくもないと気づいてから、はじめて命の大切さを知った男の
          感動的な最期を描いた黒沢明監督の人間賛歌「生きる」!
小猫  :そういう状況じゃないだろ〜!
しーもす:だって、小津安二郎作品で庶民の日常を振り返ったって、いまさら手
          遅れだし…。あっ、たいへんだ!
小猫  :TWA128便、今度はどうした?
しーもす:高度がどんどん下がっている!
小猫  :いらないものを捨てて機体を軽くするんだ!
しーもす:了解。いらないもの、いらないもの……。まず朝日新聞と文藝春秋だ
          な。この期に及んで朝日と春秋を読むやつはいないだろう。
小猫  :そりゃそうだ。
しーもす:あと、機内食用の小皿、コップ、食器一式も余計だな。
小猫  :そんなことやってる余裕あるのか?
しーもす:昔から疑問に思っていたんだが、あんなに狭いエコノミーの座席で、
          なんでガチャガチャ食べないとならんのだ? 素手で食べられるピザ
          か寿司にしろ!
小猫  :個人的な不満かよ。
しーもす:あと救命胴衣ね。
小猫  :救命胴衣は必要だろう。
しーもす:海に浮かぶ船じゃあるまいし、救命胴衣つけてどうすんだよ。
小猫  :そりゃあそうだ。
しーもす:海面がどんどん近づいているのに、スチュワーデスがにこやかに救命
          胴衣着用法を実演したら、ものすごく間抜けだぞ。
小猫  :そんなことするか!
しーもす:「えー、本日は晴天なり。乗客の皆様、こちらは機長です。おくつろ
          ぎのところ恐れ入ります」
小猫  :くつろいでるか?
しーもす:「これから緊急着陸体制に入ります。シートベルトを装着のうえ、や
          わらかいものを膝に置いて、その上に頭を載せてください。……こう
          いうふうに」
小猫  :機長は最後まで操縦するの!
しーもす:「乗客の皆様は、どんなことがあっても機体が停止するまで頭を上げ
          てはいけませんが、左手に見える太い線が0度の子午線でございます
          ……。バカが見るー!」
小猫  :遊ぶな!
しーもす:「あお向けもご遠慮ください」
小猫  :ヨガ教室じゃないんだから。
しーもす:ヒースロー、滑走路が見えた。
小猫  :TWA128便、そのまま緊急着陸するんだ。
しーもす:ありがとう、ヒースロー。がんばってみる。うわぁぁぁぁ。
小猫  :どうした、TWA128便?
しーもす:朝日新聞捨てたつもりが、アサヒ芸能捨てちゃった。
小猫  :いい加減にしなさい。
しーもす:こんな二人ですが、末永くよろしくお願いいたします。m(__)m

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